仕切りのない間取りは壁がないので、部屋が広く取れますが、壁がない分、耐震強度がぎりぎりになる可能性もあります。
建てる、またはリフォームする家によっては、どうしても壁が必要だったり、柱が抜けなかったりするこも。
柱があっても、見渡しが良いように、柱だけ残したりする方法もあるので、仕切りのない間取りを手に入れたい人はあきらめないで、検討してください。
家づくりの取り組み
敷地120坪、建坪55坪家の仕切りのない家
敷地120坪、建坪55坪です。
敷地も広く確保できたので大きな家を建てることにしました。
部屋も大きくしたかったので一階のリビングに全く仕切りを付けずに広く取りました。
L字のリビングでキッチンと別れた感じの間取り
仕切りはつけませんでしたがL字型であることで正方形の部屋よりはリビングとキッチンとで分かれた感じにはなりました。
キッチンも対面のペニンシュラタイプなのでキッチンで作業していても家族の気配がしっかり感じられて良かったです。
キッチンの本体の左右どちらかが壁にくっついているキッチンです。
壁がなくなったことで、大きな部屋になり、大きな家具も置けます。
建てた当初は子供がまだいなかったので夫婦二人で会話したり一緒に過ごすには仕切りを付けない方が都合がよかったです。
家族との距離があかず、いつも気配が感じられて楽しいです。
大きな家具を入れることもできるので家具を選ぶ楽しみも増えます。
エアコンの効きが悪かったり、キッチンの料理のにおいなどが全体に広がってしまいます。
エアコンの効きなどを考えるともう少し狭くしたり、普段は広く使っていても少し仕切れるような工夫があっても良かったかと思います。
場合によっては耐震強度がギリギリになってしまうこともあります。
建てる時に建築士の方から耐震強度がギリギリなので端に1メートル程度の幅の壁を付けないかと言われて迷いました。
しかし、どうしてもすっきりと広い部屋にしたかったので耐震強度は心配ではありましたがギリギリクリアできているということなのでそのまま壁はつけませんでした。
L字型にしたのでうまくキッチンとリビングは別れましたが部屋の広さの割にはピアノとソファを置いたら少し窮屈になってしまいました。
仕切りのない間取りで工夫した事
部屋を広くしたので大きな窓を多くして採光をよくしました。
天井につける電気もLDKで4か所つけています。
3か所だと端まで光が届かず間接照明をかなりつけないと暗かったと思います。
部屋自体に仕切りがないので選ぶ家具や置き場でリビング、ダイニング、キッチンを効率よく使えるように工夫しました。
便利さをさらに追求するためのアドバイス
カーテンや可動式の仕切りなどで工夫して必要であれば仕切れるようにできたら便利だと思います。
部屋が広くなるので電気のスイッチまでが遠くなったりします。
複数個所にスイッチを付けたりスイッチの位置を工夫してください。
コンセントの位置も同様です。
抜けない壁や柱は家の構造によって違う
耐震性の関係でなければならない壁や柱はその家の構造によって位置や種類はさまざまです。
せっかく仕切りのない間取りを採用したのに、一部だけ壁や柱が残ってしまっては、仕切りのない間取りを選んだ意味がありません。
できるなら安全で、見渡しに良い家を望みたいところなので、構造や工法を見直してみたら納得のいく間取りを手に入れられる可能性もあるかもしれませんね。
間取り、工法が気になる人は複数社に見積もりを
家の間取りや家の構造、工法を比較したいなら、タウンライフで資料請求するのがおすすめです。
ネットから一括で複数社にしかも無料で、自分にあった間取りプランを作成してくれます。
登録されている会社は600社以上。
大手ハウスメーカーや地元の工務店までさまざまな会社が登録されています。
会社によって得手不得手もありますし、家を建てるのは大きな金額が動くので、数百万単位で違いが出ることも・・・。
それを見極めるためにも比較・検討する事が大切です
PR