家情報を集めているうちに、比較的古い家ならまだしも、最近建てた家でもドア同士がぶつかる家に住んでいるという情報が多いです。
どうしてそんな間取りがあるのでしょう?
少しぐらいだったらぶつかるドアに我慢できると思いきや、日々過ごしているうちにやっぱり我慢ができなくなります。
家づくりの取り組み
ドア同士がぶつかる家は今も多い
家には、たくさんのドアが付いています。
玄関のドア、トイレのドア、リビングのドア、お風呂のドア。
これらのドアが何かしらの理由でぶつかる位置にあるわけですが、部屋同士のドアだけでなく、クローゼットなど、収納扉などとも部屋のドアにぶつかるお家もあったりします。
ドア同士がぶつかる家になってしまった原因
- 細かい間取りの融通がきかない住宅の場合
- 予算の関係や間取りを確認していなかった
- 技術的・物理的に取り付け不可能
細かい間取りの融通がきかない住宅
例えば、建売住宅は、建材を大量に仕入れ、材料費を抑え、同じような設計で家を建てるため、効率よく、家を売るために、間取りの位置関係の細かいところまで目が行き届いていないことも多いです。
注文住宅より安く家が手に入れられるのは魅力的ですが、土地の形や広さに関係なく、同じような間取りを詰め込む場合もあるので、そこで間取りに無理が生じます。
また、同じ建材を使って建てられた建売住宅では、一番安く設置できる開き戸が採用されるため、引き戸にしてくれればよかったのに・・・。っと思う個所でも開き戸が使われることもあります。
ドアの位置関係は実際に住んでみないと気づかないことも多く、売る側も設計図通りに建てているだけで、実際に住んだ時のことまで考えていない場合もあります。
予算の関係や間取りをよく確認していなかった
引き戸から開き戸に変更する場合は、開き戸の方が安く設置できるので、予算の節約にもなります。
多くの場合は開き戸から引き戸に変更すると思いますが、たった数万でも複数ドアがあると予算もかかります。
例え、注文住宅でも、間取りを確認せず決めてしまうとドアがぶつかることに誰も気づかす家を建ててしまうこともあります。
技術的・物理的に取り付け不可能
日本は狭い土地に家を建てるのが一般的です。
例えば、引き戸を設置しようとしたとき、スライドさせるドアの壁に、物があると設置することができません。
スライドさせるスペースがなかったり、スライドさせる壁にコンセントなどを設置したい場合は、物理的に取り付け不可能です。
ドア同士がぶつかる不便さを軽く見てはならない
ドア同士がぶつかる原因はいろいろありますが、住んでみると、これくらいの不便さは大したことないっと思いがちです。
しかし、いざ生活し始めるとドアがぶつかる事が少し面倒に感じてきたり、最悪閉じ込められてしまう事もあります。
リフォームするのが一番手っ取り早いですが、築浅の物件やリフォーム費用をかけたくないとき、自分でどうにかできないものでしょうか?
ドア同士がぶつかる家を自力どうにかする方法
- 人感センサーライトを取り付ける
- 事故防止クッションを取り付ける
- バーンドアレールキットを取り付ける(後付け吊り戸)
- トステムのアウトセット方式の引き戸にする
人感センサーライトを取り付ける
ドア同士がぶつかるっということは、ドア内の人と人がぶつかる可能性があるということです。
ドアを開けるたびに安全確認をしてからでないとドアが開けられないので、ドアを開ける度にストレスが溜まります。
そこで、部屋内の人同士がぶつかる事を防ぐために人感センサーライトを取り付ける事がおすすめです。
人感センサーライトを取り付けておけば、ライトが点いている時は、ドア付近に人がいるという事なので、お互い気をつけられます。
電池式の物を選んでおけば、電源不要でコードにも悩みません。
事故防止クッションを取り付ける
ドアがドアにぶつかると、ドアが傷つく上に、指を挟まれたりして危険です。
また、片方がドアを閉め忘れたりする可能性もあるので、事故防止のために、クッションを取り付けた方がよいです。
カラフィルココの透明クッションシールは厚めなシールなので、どこでもはれて、誤って挟まれる心配が減ります。
こういったクッションをドアノブや当たる個所に取り付けておくと、ケガが防げます。
バーンドアレールキットを取り付ける(後付け吊り戸)
ドア同士のぶつかりは、開き戸同士のトラブルだと思うので、吊り戸やスライドドアを取り付ける事で解消できます。
ドアをスライドする時のバランスを保つ部品をドアに埋め込まないといけないので、少し手間取りますが、バーンドアレールキットはある程度工具を取り扱えるなら、DIYでなんとかなります。
また、デザイン的にも海外のおしゃれなドアのような印象もあり、なんだかおしゃれです。
ドアは付属しておらず、既存のドアでは高さが足りないので、別途、新しく購入する必要がありますが、これならリフォームまでとは言わなくても、安く済ませることができます。
アウトセット方式の引き戸にする
どうせドアを買うなら、アウトセット方式の引き戸にするっという手があります。
ドアとレールがセットになっているので、統一感があり、見た目もキレイです。
開口部があれば取り付け可能で、メーカーのドアのセットなので安心感があります。
費用的にはどちらも同じ値段なので、DIYで工具を扱っている人で、開口部(スライドさせるスペース)がある人は、好みのドアの取り付けに挑戦してみてはどうでしょうか?
吊り戸やアウトセット方式の吊り戸は下にレールがないため、ゴミも溜まらず、バリアフリー化にもつながります。
それでもドアがぶつかる事が嫌になったら
もう、ドアをリフォームするしかないです。
ドアのリフォームは、ドアを反対側に取り付けるだけでも、ドアの高さに合わせて、ラッチ(閉めた時固定する部分)の取付穴を掘ったり、位置の微妙な調整が素人には難しく、技術も道具も必要です。
ドアは少しでも調整がズレると、枠内を傷つけたり、床を擦ったり、大切な家を傷つけることになります。
ドアのリフォームは技術が必要な作業で、ドアの開閉向きの変更だけでも1万円~5万円。
壁内に埋め込むスライドドアへのリフォームはドアだけで10万円。
それプラス工賃がかかります。
さすがにスライドドアに変更するのは少し値が張るので、ドア類は自分で用意して、取り付けは業者に頼むのも良いかもしれません。
どの業者に頼むかでも変わりますが、リフォームするなら一括見積サービスを利用してみてください。
無料で複数社の見積もりがとれ、おおよその費用も把握できます。
ドアを変更しない人は人感センサーライト+クッションで、ドアや、ドア内の人と人のぶつかりを回避してみてください。