都会などで家を購入・建てるとなると、1坪あたりの土地の価格が高いため、狭い土地に家を建てることになります。
これを狭小住宅と呼びますが、このような住宅で気になるのは、隣の家との距離。
人が入れればまだいいのですが、人が入れないような家と家との間の土地は、何で埋めるか。
家を建てる時に考えておかないとメンテナンスに苦労するかもしれません。
家づくりの取り組み
隣の家との距離が近い場合の外構に砂利を敷くには対策が必要
家の外回りの部分を砂利にするかモルタルで埋めるかどうするか?と設計担当と話をしていた時に、砂利だと歩くと音がなるので防犯にもなるとのことだったので砂利にすることに決めました。
砂利にしたことで、砂利の中には大量のクモやゲジゲジなど虫が発生して巣を作っています。
また雑草がそこらじゅうに生えて手入れが本当に大変で困っています。
もし変えられるなら、砂利ではなくモルタルで全て埋めてしまえば良かったです。
モルタルで埋めてしまえば雑草が生えることもないので定期的なお手入れもいらないですし、虫が家に入ってこないように薬を散布することもありません。
もし、狭小住宅や都会で家を建てようと考えている方は自宅周りの地面はモルタルにすることをおすすめします。
郊外など広い土地や庭付きの自宅なら砂利でも手入れもある程度可能ですが、狭小住宅など小さめの土地、しかも隣家が近い土地での家の場合、砂利にするとお手入れするのも狭くて大変です。
気になる隣の家との距離
民法234条では建物を建てるときは、原則として建物外壁面と敷地境界線との距離を50㎝あけなければならないと決められています。
これを「隣地境界線」と言います。
なぜ定められているのか
- 日当たりを確保するため
- プライバシーの保護
- 騒音トラブル防止
なぜ、50cm距離が必要なのかというと、建物と建物との距離が近いと日当たりや風通しが悪くなります。
日当たりや風通しが悪いと家の湿気が外に流れにくく、建物とって良くありません。
カビの発生や建物の老朽化が早まったり、お家が傷むのを防ぐための距離が大体50cmあれば確保できるかな?っという距離なんだとか。
また、建物との距離が近いと、お互いのプライバシーが守られなかったり、生活音が聞こえてきて、騒音トラブルにもつながります。
このようなトラブルを避けるために隣地境界線は定めれれています。
都会計画によっては50cmと言わず、1m以上あけなければならない場合もあります。
例外あり
土地には限りがあります。
少しでもお家を広くしたい場合、とくに狭小住宅では数cmでも土地を無駄にできません。
狭小住宅が立ち並ぶ都会では建物との距離を50cm開けてないことがほとんどです。
周りが50cm開けていないような家が立ち並ぶような都会では、50cmあけなくても家を建てても良いと民法第236条で定められています。
その場合、家の距離は家を建てる隣の家と相談して決めることになります。
外構に砂利を敷く効果
隣の家との距離が近い土地にお家を建てる場合、その間は何で埋めるかですが、防犯対策で砂利を敷くい人は多くいます。
防犯対策
砂利は踏みしめると音が鳴るので、泥棒対策や不審者の侵入がすぐ分かります。
防犯カメラのような高価なものをつけなくてもお家が守れるので、古くから砂利はお家の周りに敷かれてきました。
ねこ対策
お家の周りで野良ねこが粗相をすることも・・・。
犬は買主が処理してくれますが、問題は野良ねこです。
結構ねこに悩まされているお家ってあって、ねこが嫌う音が出るねこよけを設置したりします。
砂利も大きい砂利を選ぶとねこが歩きにくいのでねこよけに効果があります。
砂利は土の上に巻きますが、踏みしめると土が表面にでてきてしまいます。
その土に植物の種がつくと雑草に・・・。
それを防ぐために除草シートや雑草対策は必須です。
砂利にもガラス、セラミック、天然石や岩石、瓦など色々素材がありるので、お家の外観にあった砂利を選ぶ事が必要です。
外構は手入れがしやすいようにプランを練ることが大事
家を建てる時、隣との距離が近くて、人が通れないような外構になる場合、砂利を敷くとメンテナンスができないため、コンクリートやモルタルで固めておいた方が良いです。
狭小住宅が立ち並ぶお家を見ると家との距離が近くてメンテナンスができないため、隣の家との間は雑草だらけになっているお家も結構あります。
除草シートもメーカーによって耐用年数が決まっているため、取り換えが必要です。
砂利を敷くといくら除草対策をしておいても雑草が生えてくる可能性もあります。
狭い外構はモルタルやコンクリートで埋める+砂利を敷く
これが最強なのではないでしょうか?
家の外構=砂利っと思いがちですが、お家を建てる時によく考えておいてください。
迷ったら外構の専門業者にプランを無料で一括見積できるサイトがあるので使って比較してみてください。
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