収納スペース(納戸)はある方が良い?
家をつくる時に収納スペースの確保は大切ですが、収納する場所の間口が狭くなってしまった場合、使い勝手が悪くなりがちです。
そんな時でも収納グッズを使えばある程度は解決できますが、本当にそのスペースが必要なのか、あったら便利だけど、あっても困るスペースにならないように工夫が必要になると思います。
家づくりの取り組み
間口が狭い収納スペースは使い勝手が悪い
90センチメメートルで奥行きが360センチメートルの納戸があります。
間取りを検討していたときにはそれほど気になりませんでしたが、いざ建築して使って見ると非常に使いづらいです。
奥の方に棚を設置していますが、この棚に物を置き、さらにその手前に物を置くと、奥の棚の物を取り出すとき、手前の物が障害物となってしまいます。
手前の荷物を出してからでないと奥の必要な物が取り出せません。
スリムな収納スペースは半分だけ使うというのが鉄則
間口が狭い、奥行きがあるスリムな収納スペースでは、奥の物に手が届くような収納グッズの活用が欠かせません。
その際に、間口の半分は人が1人通れるぐらいのスペースを確保しておかなければ、奥の物に手がとどかないという事になります。
人が奥に入れるスペースを確保するためにも、収納グッズを置くスペースは間口の半分程度に留めて置いた方が出入りが楽です。
スリムな収納スペースに活用できる方法3選
- DIYで棚を付ける
- スリムラックを置く
- 自分の部屋にしちゃう?
DIYで棚を付ける
一戸建てなら、DIYができます。
壁に棚を付ける時は、可動式が便利です。
収納スペースは、物が減ったり、増えたりしても困らないように、壁に支柱などを取り付けておくと棚を外したり、足したりして、収納スペースが存分に生かされます。
DIYするときは、壁の下地に釘を打ち付けることで棚を付けることができますが、初めてDIYする人は、下地にうまくネジを打ち付けることができない場合もあります。
それに、壁や釘で家にクギを打つのにためらいがあるという人は、2×4材で突っ張り棒を使う方法(ラブリコやディアウォールなど)を使えばパーツをはめ込むだけで収納スペースが確保できます。
見た目重視なら金具が出ていないディアウォールがおすすめです。
しかし、DIYのしやすさで言えば、微調整がきくラブリコの方が初心者向けです。
スリムラックを置く
スリムラックにも色んな種類がありますが、こういったラックを置く事で、組み立てるだけで設置できるので便利です。
DIYが苦手でも設置できます。
底も上げておけばお掃除も楽で、キャスターが付いていれば移動もできます。
スチールラックのルミナスとアイリスオーヤマを選んでおけば間違いなし
スチールラックで人気なものは、ドウシシャのルミナスとアイリスオーヤマのスチールラックのものです。
スチールラックは、支柱のポールが25㎜と19㎜がありますが、同シリーズなら相互性があり、継ぎ足しができます。
同一メーカーのものであればカスタマイズ自由で、値段も同価格帯なので、これを選んでおけば間違いなしです。
ルミナスで人気のスチールラックはカスタムパーツ豊富
ルミナスはカスタムパーツがアイリスオーヤマより充実している印象です。
高さも2.5cm刻みで細かくシェルフの高さ調整が可能です。
狭いスペースでも空間を無駄なく使用したい人におすすめです。
アイリスオーヤマで人気のスチールラック
アイリスオーヤマのスチールラックはカスタムパーツはルミナスより少ないです。
しかし、素材にサビや腐食に強いニッケルメッキを素材に多く使用することで耐久性をアップしています。
ルミナスはコーディングで素材を保護しているだけなので、結露しやすい場所に使用する場合は、アイリスオーヤマがおすすめです。
自分の部屋にしちゃう?
もし、自分の部屋がないのなら、自分の部屋にしてしまうのも手です。
電源などが問題となりますが、自分の部屋を持つのは憧れますよね。
収納物はラックなどで部屋の片隅に置いて置けばスペースがなくてもある程度確保できます。
スリムな収納スペースには意外とお金がかかる
スリムな収納スペースに、物を効率よく収めるために収納グッズを買い足すと意外とお金がかかります。
狭い上に使いにくいことにもなりかねないので、収納スペースはあれば良いというわけではありません。
そうならないためにも、そんな収納スペースは初めから無くしておくっという選択肢も必要かもしれません。
収納スペースがない分、部屋も広く取れますし、スリムな収納スペースを使いこなす必要もありません。