玄関は毎日出入りする場所です。
人目にも付きやすく、訪問者が一番最初に目にする部分でもあるので、家の中でもそのポジションは主役級でもあります。
玄関は靴や物を収納する場所でもありますが、広い玄関づくりを考えた時、玄関の大きさも重要ですが、ピロティなどを設けると視界が開けて、より解放感が感じられます。
物を置く場所の確保も大事ですが、おしゃれな玄関は、帰宅してきた時の癒しにもつながるので、「遊び心」も忘れないように、工夫して家づくりを楽しんでみてください。
家づくりの取り組み
ピロティに抜ける広い玄関は広く見た目にも美しい
注文住宅の戸建てを新築する際、こだわった部分の1つが玄関でした。
玄関は家を訪れた人が最初に見る部分です。
その家の顔となる部分は広くて明るい玄関にしたいと思いました。
建築士の方にも相談し、わたしの希望を伝えて意見交換をしながら設計してもらいました。
玄関を開けると奥行き4メートルほどの玄関があって、その奥には大きなガラス窓をつけ、その先には2メートル四方ほどのピロティを作りました。
建物を柱だけで支える構造のことをいいます。
1階部分が吹き抜けの状態になっており、出入りがしやすいので、駐車場として活用されることが多いです。
視界が壁で遮られないので、解放感があり、空間が広く見えます。
見通しが良いので、子供の遊び場にも最適です。
玄関を入ると、ガラス窓を抜けて、ピロティまでつながって見えるので、かなり奥行きのある空間にすることができました。
初めて我が家を訪れてくれる方は一様に、みな玄関の広さに驚いてくれます。
靴箱の収納もたっぷりと用意できたので満足しています。
玄関が広いとできること
- 外に置くものが玄関に収納できる
- 収納スペースの拡充
- バリアフリー化しやすく、二世帯住宅にも対応可
- 趣味の幅が広がる
外に置くものが玄関に収納できる
玄関が広いと自転車など、外に置くようなものが収納できます。
自転車などの盗難防止や、台風など、外の天気が荒れている時に、物を保管する場所として、一時避難させることもできます。
収納スペースの拡充
玄関の収納スペースは重要です。
家族が増えるほど靴の収納スペースに悩むことになります。
また、ベビーカーや傘など意外と靴以外に収納するものがたくさんあります。
DIYで靴の収納スペースを広げることもできますが、それにも限界があるし、あらかじめ作っておいた方が見栄えも良いです。
バリアフリー化がしやすく二世帯住宅にも対応可
家を建てる時は30歳前後の歳だとは思いますが、今は必要なくても歳を取ってくるとバリアフリー化を考える時がくると思います。
手すりやスロープの設置を考えた時、玄関が広い方が何かと汎用性が高いです。
玄関が広いと初めからバリアフリー化がしやすいですね。
また、バリアフリー化しやすいことによって二世帯住宅の家も建てやすいです。
家族が多くなっても靴や物の収納スペースに困らなくて済みます。
趣味の幅が広がる
趣味に靴の収集や、自転車、バイクなどを持っているとコレクションが収納しやすいです。
また、戸建てを持ったら、なぜかキャンプにハマる人が多いです。
家族の思い出やイベントとしてキャンプをする機会も増えると思います。
キャンプグッズを例に挙げると、テントやバーベキューセット、クーラーボックスなどの置き場所は、意外とスペースをとります。
キャンプに限らず、新たな趣味にハマるものが出てきても玄関が広いとグッズの収納場所に困りません。
広い玄関の欠点
- 冬場は寒い
- 掃除が大変
冬場は寒い
大きなガラス窓にしたことで、冬場の玄関が一番寒いです。
解放感を求めたので仕方のないことですが、寒さが気なるなら、玄関ドアの気密性を高めることをおすすめします。
我が家は広く、明るく、開放的な玄関を求めていたので、気密性や断熱性は重視しませんでした。
掃除が大変
広いので掃除が大変です。
ただ、収納スペースが十分にあるので、物が散らかりにくいのは助かってます。
いつも綺麗な玄関を保つために、毎日の掃除を欠かさずにしています。
玄関には「遊び心」を忘れずに
玄関は家の中で訪問者が一番最初に目にする部分です。
見栄えが良いに越したことはありません。
せっかく家を建てる、つくるなら自慢できる玄関づくりをしてみてください。
おしゃれな玄関を追及すると、家をきれいに保ちたいという思いが強くなるので、家のためにもなると思います。
家に帰ってきた時にする一番最初に出迎えてくれる玄関が見た目にも美しいと仕事の疲れも吹き飛びます。
また、ちょっとした絵やインテリアを置くという「遊び心」があると玄関の印象も大きく変わってきますね。
玄関は、ただ物を収納する場所として考えるのはちょっともったいないので「遊び心」も忘れないようにしてください。
おしゃれって大変だけど、それが原動力にもなる。