玄関の換気は通常、玄関のドアや小窓から空気を入れ替えるのが大半です。
しかし、雨が降った時の湿気や、靴の匂いなどの悪臭対策が通常の換気だけては不十分に感じる事も多いはず。
換気対策を怠ると玄関の結露やカビの発生、靴の匂いなどが相まってせっかくの住まいが台無しになってしまいます。
そこで、玄関のドアや窓から換気をする以外の方法で玄関の換気がスムーズにできないものか考えました。
家づくりの取り組み
玄関の換気が不十分だと起こるトラブル
- 寒暖差による結露
- 湿気がこもる
- カビの発生につながる
- 嫌なにおいが発生する
- 来客者の印象が悪い
玄関は室内と外気との寒暖差による結露。
雨が降った時には濡れた靴などで湿気がこもりがちです。
高気密高断熱の家ならなおさらで、それらが原因で、カビが発生し、悪臭などの原因にもなります。
これでは来客者が来た時、不快な印象を与えてしまいます。
玄関の換気の基本は「空気の通り道」を作ること
玄関の換気の基本は風の通り道を作ることです。
例え玄関ドアに採風付玄関ドアを取り入れようが、玄関の窓を設置した場合でも、防犯上、換気する場所は小さく狭くなっています。
このような小さな窓からスムーズに換気するのは当たり前ながら無理も生じます。
また、換気のために玄関を開けっぱなしにするのも防犯的にもよくないですし、長時間は開けていられません。
賃貸住宅では窓すらないので十分な換気ができる環境にないこともあり、今ある環境や設備では、換気が不十分になりがちです。
玄関の換気をドアや窓以外で解決する方法3選
- 空気清浄機を置く
- シーリングファンライトを玄関照明にする
- 網戸に換気扇を設置する
空気清浄機を置く
空気清浄機を置くと玄関そのものの空間を正常な空気にしてくれます。
また、花粉やウィルス対策にもつながり感染症対策にもなるので一石二鳥です。
床に置くとスペースが取られる。
電気代がかかるなどのデメリットがあり、小さな子供がいる家庭ではコードなども邪魔になるので、出入りするスペースの確保が必要です。
Afloiaの空気清浄機
空気清浄機で玄関に置けそうなのはAfloiaの空気清浄機です。室内の空気を自動で検知して、空気を正常化してくれる空気質自動検知機能がついています。
自動で空気を正常化してくれるので急な来客があってもとりあえず稼働しておけば安心です。
また、空気の正常化にかかる時間が8分と短いので、今すぐ換気したい時にも役立ちます。
脱臭能力もあり花粉やハウスダストのアレルゲン、ウィルスレベルの微粒子なども取り除いてくれる1台で多機能な空気清浄機です。
フィルター交換時期の目安は6~8カ月で、まるごと交換するのでお手入れも楽です。
空気清浄機 ブルーエア Blue 3210
世界の高級ブランド空気清浄機メーカーとして有名な会社の空気清浄機Blue 3210です。
機能も豊富で見た目も空気清浄機なのか?っと疑うほど、インテリア性でデザインも良いので、どこにあってもおしゃれです。
この空気清浄機は、花粉、ホコリ、PM2.5、ペットのフケ、カビ、ダニ、バクテリア、VOC(揮発性有機化合物)、たばこ臭、調理臭、化学物質などのいろんな物質を吸い込んで空気を正常化してくれます。
1台で様々な有害物質をクリーンな空気に変えてくれるので、マンションのようにワンフロアで間取りがつながっているマンションに向いています。
小型なので持ち運びが楽なので、玄関で使用しない時は部屋やキッチンなどに持ち運んで使用するとBlue 3210をフル活用できます。
シーリングファンライトを玄関照明にする
シーリングファンライトを玄関に設置するとファンで空気の流れを生み出して空気の循環を促すことができます。
空気清浄機を置くとスペースがなく邪魔になるっという家庭では、ライトとファンが合体している物を選べば省スペースですし、素早く嫌な空気を入れ替えることができます。
扇風機やサーキュレーターなどでも代用できますが、ライトとファンが合体していることで狭い玄関では省スペース設置できます。
また見た目もスッキリして邪魔になりません。
空間にも合わせやすいです。
スッキリした空間や、玄関が狭い家に設置したい人におすすめです。
玄関を開けて、空気を素早く入れ替えたり、撹拌して淀んだ空気を取り除きたい場合に使うと便利です。
シーリングファンは吹き抜けでは空気の循環としてよく設置されますが、天井が低い一般家庭でも使える、圧迫感がなく取り付けられるコンパクトものを選んでみました。
UZUKAZE うずかぜ LED シーリングライト サーキュレーター FCE-550
このうずかぜは、羽がなくシンプルな見た目なのでどんな空間にも合わせやすく、汚れやすい玄関でもメンテナンスが楽です。
LEDライトと合体しているので本体が薄く、圧迫感がなく低い天井にも設置できます。
空気を吸い込み、拡散させる方法で空気循環を活発化させることにより湿気がたまりやすい空間の空気の循環を促します。
嫌な空気が停滞せず、HEPAフィルターで微粒子もキャッチしてくれます。
CIRCULIGHT メガシリーズ
もう少しお手頃価格のものならCIRCULIGHT メガシリーズです。
口金E26のソケット用と、引っ掛けシーリング用の2種類があるので工事不要でお家にも取り入れやすいと思います。
調光機能付きで風の角度調節もでき、コンパクトなのであまり目立たず設置できます。
ただ、手入れはまるごと外さなければならないので少し苦労するかもしれません。
網戸に換気扇を設置する
窓があって網戸がある場合、網戸用換気扇を設置すると、小さな窓からでも素早くよどんだ空気を排除できます。
玄関では小さな排気口などを作っておいても大して役に立たないのでおすすめできません。
デメリットは換気扇を設置すると風通しが良すぎて断熱性が劣ることですが、なのでどうしようもなかったらリフォームって手もあります。
この手の換気扇はDIYが得意な人なら簡単に取り付けられます。
番外編 ダイニング用クーレイ
一般家庭レンジフードで有名な富士工業の「クーキレイ」です。
ダイニング用ですが、玄関に使用すると和風の家によく合います。
空気清浄機能がハイテクなので玄関付近でたばこを吸う人も家にたばこのにおいを持ち込まずに済みます。
ただ、照明が低いのでシェードが汚れやすいです。
玄関はデザインと機能性のバランスが難しい家づくりの鬼門
玄関をリフォームするとなると今回紹介した方法を取り入れるより費用がかかることは確実です。
家づくりで見積もり請求をしたことがある人は分かると思いますが、玄関ドアや窓または、換気扇を取り付けるとなると通常よりコストアップは覚悟しなければなりません。
その上、それらを設置したとしても十分な換気対策ができているかは実際に住んでみないと分かりません。
しかも玄関は来客者が一番初めに目にする場所でもあるのでおしゃれに見た目が良くしておきたいところ。
見栄えが良く、清潔できれいな玄関は家の顔として誇らしくもなるので、デザイン重視且つ、快適な玄関づくりを楽しんでみてください。