部分的に補修(リフォーム)すると、古くなった既存のものと、新しくリフォームした部分との調和性ってものすごく大切です。
リフォームした部分と、既存のものとのチグハグ感を極力なくすことも外構デザインを考える時は必要になってきます。
部分的にリフォームすると既存のものの老朽化のスピードも違うので、つなぎ合わせただけにならないように気を付けてください。
玄関周りの外構は人目に一番触れる部分なので、見た目にも気を付けたいところですが、防犯やデザインだけでなく、機能性も重視しながら、設置費用などを考慮して十分に考える必要がありそうです。
家づくりの取り組み
統一感のある玄関ドアを目指した時に考えた事
以前までは白のクラシック調のドアで、汚れや傷が目立ち、デザインを含め外観がどんどん悪い意味で古めかしくなっていました。
リフォーム後はドアの色を、赤みの強い色のドアを選び、年を重ねるごとに味が出て汚れや傷が魅力の一つとなるようなドアにかえました。
前のドアは穴の部分や取手の錆が気になるデザインだったのですが、新しいドアは錆びない加工が施されており清潔感もでました。
気に入っている部分は色味です。
建てた当初の外壁は白の塗装だったため、玄関のドア部分も白っぽいデザインを選択したのですが、以前外装を全てリフォームした際にモスグリーンに変更しました。
窓枠等は白でアクセントとなっていたのですが、白いドアがどうしてもチープに見えてしまう。
そして外壁の色味がどうしても玄関ドアとマッチしないという悩みがあったので、ドアの色味や素材を変えることで全体的に統一感が出たと思います。
玄関窓を「すりガラス」にすると得られる効果
- 防犯対策
- 訪問者の確認ができる
- 彩光(日光)の確保
防犯対策
玄関にすりガラス窓をつけると防犯対策になります。
泥棒が留守だと判断する要因の1つとしてあげられるのは「電気の点滅」です。
人の気配(電気の点滅)が感じられる玄関は泥棒が入りにくいので、防犯対策になります。
玄関窓をすりガラスにすると玄関に日光が届きやすくなるため、玄関も明るいです。
明るい玄関は泥棒も入りずらく、電気の点滅の判断もしにくくなります。
また、すりガラスは採光を確保しながらも、中の様子が見えにくいと言ったプライバシーの保護にも役立ちます。
訪問者の有無が確認できる
玄関窓をすりガラスにすると訪問者の確認がザッとできます。
玄関ドアについているノゾキアナを「ドアアイ」っと言いますが、ドアアイは外から見えなくて、中から見えない構造になっているため、とても便利です。
しかし、あの小さな穴からは訪問者の立ち位置によって見えにくかったり、見える範囲も限られてきます。
では、カメラ付きインターフォンはどうでしょう?
カメラで訪問者の確認ができるので、玄関窓やドアアイで訪問者を確認する必要はない!っと思いがちですが、例えば2人組の泥棒がいて、1人が死角に潜んでいることもないとは言い切れません・・・。
また、カメラの設置費用もかさみます。
その点、玄関の窓にすりガラスを取り入れただけで、こちらの情報を与えずに、低予算で、なおかつ玄関のドアを開けずに対応することができます。
怪しい人物や玄関の外で変な音がするっと言った場合も同様です。
彩光(日光)の確保
すりガラスにすると彩光が確保できます。
玄関に日光が入ると明るい玄関になりますが、それだけではありません。
玄関は雨が降った時など濡れた靴や傘などを置いておく場所でもあるので、どうしても湿気がたまりやすくなりがちです。
日当たりの良い玄関は湿気を取り除きやすいく、カビの生えにくくなるので、機能面でも玄関に窓を設けることはおすすめです。
バリアフリー化はデザイン性に劣るかも
当初はバリアフリーを望んでいました。
ドアから門扉にかけて繋がる道の長さやデザインの関係上バリアフリーにすると見た目が落ちてしまうということが分かり、バリアフリー化は諦めました。
現時点では必要ありませんが、将来的に再度検討することとなるかと思います。
築20年を超えているので、やはり構造が古めでバリアフリーもつけにくいのも問題でした。
ドアを出たところと門扉までの道に2段の段差があるので、せめてドアを出てすぐの段差を解消したかったと思っています。
リフォーム満足度アップは既存のデザインとの調和
リフォームの場合、残すものといかに新しく取り入れたものとをマッチさせるかということが重要になってくると思います。
既存のデザインの老朽化とリフォーム部分の老朽化に差が出てくるので、それも踏まえて考えることも大切です。
また周辺の雰囲気や今後の利用方法等も家を建てたときとは変わってくると思うので、それらをもとに考えた方が最終的に満足度がアップするかもしれません。
長年住んでいると家族構成も変わってきます。
ライフスタイルの変化は必ず訪れるものなので、ちょこちょこイジッていく方が堅実だと思います。