仕切りのない間取りでもかならずトイレにはドアがあります。
トイレの種類や内装は気にしてもドアは気にしない人はほとんどだと思いますが、トイレのドアにも種類があって、それぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。
ドアは頻繁に交換するものではないのですが、トイレのドアを設置、リフォームする時に理解しておくと何かと役立つかもしれません。
家づくりの取り組み
トイレのドアの種類
- 開き戸
- 引き戸
- 中折れ戸
開き戸の特徴
開き戸とは、ドアを前後に動かして、開け閉めするタイプのドアです。
開き戸の最大のメリットは気密性が高いこと。
気になるトイレのニオイや音がドアから漏れにくいです。
また、最も多いパターンなのでデザインの種類も豊富です。
開き戸には2種類のタイプがあります。
- 内開き
- 外開き
内開きタイプの開き戸の特徴と注意点
トイレから見てトイレの内側に開く、内開きタイプのドアにするとトイレの前に人が通った時に、ドアと人がぶつかりません。
内開きタイプのドアは公共施設のトイレで良く見られます。
それは、多くの人が利用する公共施設では、ドアを開けた時、人とぶつかるトラブルを防ぐためにあります。
一般住宅では外開きが主流ですが、内開きにするとスリッパなどをドアの前に置けないので注意が必要です。
また、トイレ内のスペースがドアが開くだけのスペースがないと設置できません。
外開きタイプの開き戸の特徴と注意点
トイレから見てドアが外に開くタイプの外開きタイプにすると、トイレ内にドアが入らないため、トイレのスペースが狭くても設置できます。
トイレの空間を邪魔せず、スリッパなどもドアの前に置いて置く事ができます。
また、トイレの物が倒れた時や、人や倒れた時、物や人でトイレのドアが開かないっということがありません。
しかし、人がトイレの前を通る時、ドアと人がぶつかる可能性があるのでゆっくり開け閉めしたいところです。
開き戸の総合的なデメリット
開き戸のデメリットはドアの前面にドア分のスペースがないと設置できないことです。
また、ドアを開閉する時、身体をずらして入らなければならならないので、少し手間がかかります。
引き戸のメリット
引き戸とはスライドドアの事ですが、介護などで、車いすを使う人が使いやすいドアです。
ドアがスライドするので体を動かさなくてもドアを開けることができ、楽にトイレに入ることができます。
トイレの前後にスペースがなくても設置できるといったメリットもあります。
引き戸のデメリット
引き戸はドアにローラーがついていることでドアがスライドしますが、ドアと壁にすき間が生じるため、空間の気密性が低いです。
トイレ内のニオイや音などが気になる人には向きません。
それに、横のスペースがドア2枚分必要なので、間取りによっては設置できない可能性もあります。
中折れ戸のメリット
トイレではあまり見かけなく、お風呂場ではよく見かけるドアですが、2枚のドアが中に折れて開閉できるドアです。
開閉スペースが一番少なくて済むのが最大のメリットです。
スライドドアより横のスペースが少なくても開閉でき、引き戸と同様、介護などが必要な場合に取り付けられます。
中折れ戸のデメリット
中折れ戸はドアの開閉時に少し力を必要とします。
また、お風呂場の中折れ戸と違って密閉度もスライドドアと同様低いです。
トイレ内のニオイや音などに敏感な人は選ばないドアです。
トイレのドアの価格
値段 | |
開き戸 | 1万5000円~ |
引き戸(スライドドア) | 1万5000円~ |
中折れ戸 | 5万円~ |
開き戸は一番採用されているだけであって、デザインも豊富で値段も手ごろなものが多いです。
引き戸はドア自体は開き戸と同じ価格の物もありますが、レールの取り付けなど、他の部材が必要になるので、開き戸より少し高めです。
中折れ戸は特殊な構造なので、ドア自体が高めな値段設定になっています。
引き戸や中折れ戸は、今は介護は必要でなくても、将来的に必要になってくる可能性もあるので、バリアフリー化を目指すなら取り付けておいても良いドアです。
トイレのドアの位置を考えよう
トイレのドアの種類も大事ですが、トイレのドアの位置も気にする人はいます。
一般的にトイレのドアの位置は間取りの都合できめられますが、おすすめはトイレの横側から入るスタイルです。
トイレのドアを横に取り付けると、ドアを開けた時、トイレがあまり見えないので見栄が良いです。
トイレの真正面に取り付けると急にドアを開けられたら丸見え・・・っという状況も起き、不格好な様子が除かれてしまう事も・・・。
また、風水ではトイレは家の中で一番邪気を発する場所として考えられています。
それに伴い、トイレのドアの位置が部屋のドアにつながらないようにすると邪気がダイレクトに室内に入り込みにくくなると考えられています。
っといってもトイレにさけるスペースは限られているので、風水やトイレの見栄えを気にする人は参考にしてみてください。
トイレのドアに窓はあった方が良い
トイレのドアには、トイレの電気が見える程度の窓があった方が良いです。
介護などでは、中に人がいるか確認できるような窓があった方が安心ですが、普段使いでも電気がついているか確認できるドアの方が使い勝手が良いです。
トイレはうっかり鍵をかける事も忘れてしまうこともあるし、電気がついているかいないかで、トイレを使用しているかどうかがわかります。
また、電気の消し忘れ防止にもなります。
トイレのドアを変更する時の注意点
トイレのドアを同じタイプのドアからドアへ変更するなら簡単な工事で済みます。
しかし、ドアのタイプを変更する場合は工事費用が高くなるので注意が必要です。
トイレのドアをリフォームする機会は少ないですが、トイレをバリアフリーなどでリフォームする必要になった場合、引き戸や中折れ戸に変更するとなると、大掛かりな工事が必要です。
ドア+工事費用を念頭においておいてください。
トイレのドアのリフォームってどこに頼めばよいの?
トイレのドアを同じタイプのドアに交換するだけなら大した工事ではありませんが、自分でドアを調達・設置するとなると意外と大変なことも多いです。
そんな時は、小さな工事でも頼める「ホームプロ」なら全国対応で業者を紹介してくれます。
リフォーム会社の一括見積サイトの老舗で、見積もり時も匿名で見積もりを取れるので個人情報も安心です。