家に屋根がない場合、エクステリアとしてバルコニー屋根をとりつけます。
その時に気になるのが取り付け時間。
バルコニー屋根は値段だけでなく、取り付け時間も職人の腕や段取りで大きく変わってくるので、しっかりと業者選びをしたいものです。
家づくりの取り組み
3か所取り付けた所要時間は1日と2時間ほど
取り付け時間は1日と2時間ほどで終了しました。
取り付け時間に関しては施工会社の段取りなどによって大きく変わってきますが、我が家はこのくらいの時間でした。
我が家はバルコニーのサイズに合わせて屋根を設置したので、切り詰め加工をしてもらいました。
バルコニー屋根のカットには2種類ある
- 切り詰め加工
- 出幅カット
バルコニー屋根は横の大きさ(間口)と垂れ下がる幅(出幅)の大きさが各メーカーごとに決められています。
バルコニーの大きさに合わせたり、建物の大きさに揃えたりする場合に、一回り大きいバルコニー屋根をカットし、サイズ調整します。
切り詰め加工とは
バルコニー屋根の既製品は奥行きや横の幅が決められています。
それを、そのまま使うのではなく、奥行きや横の幅を切って使う事を切り詰め加工といいます。
テラス屋根を設置する時、取り付ける場所の横幅に合わせるために屋根の横幅を切り詰める工事の事です。
家の壁と同じサイズに取り付けたい場合、一回り大きめの屋根を注文して、それを壁と同じサイズに切って使用します。
現場で余分な屋根材をカットするため、切り詰め加工をして取り付けると、通常より時間がかかります。
出幅カットとは
テラス屋根を設置する際に取り付ける場所の出幅(奥行)に合わせるために屋根の奥行を切り詰めることを出幅カットといいます。
奥行きが大きすぎて、敷地の外にはみ出してしまう場合には出幅カットをしなければなりません。
いずれも現場で採寸してカットするので、カットするスペースが家の前や庭にある必要があります。
バルコニー屋根をとりつける場合、横の幅はバルコニーより大きめに設置することをおすすめします。
出幅は数十センチ出ていると洗濯物を干したときに、雨の吹込みがほとんどありません。
切り詰め加工の費用は業者によって違いますが、3000円から8000円ほどアップしてしまうので、よく考えて取り付けてください。
カットをお願いする時の注意点
切り詰め加工をする場合、実際に現場でいって、採寸し、カットします。
既製品をそのまま取り付けると、ひと手間かかるので時間もかかります。
そして何よりも、切る時に電気工具を使って切るので、火花が散って危ないです。
実際にかかった時間の内訳
我が家の場合、実際にかかった時間は1日と2時間でした。
1日目は10時前~17時過ぎまで終わりました。
1日目に取り付けられたのは2か所。
1か所、3時間から4時間ほどで取り付けられたという事になります。
お昼休憩はほとんどとっていないようでした。
これは3か所加工を行った時間なので、加工無しだともっとはやく終わる可能性があります。
次の日は1か所2時間?
3か所の内1か所だけとりつけることができなかったので、残りの1か所を次の日に取り付けてもらいました。
それが、ものすごく早かったです。
業者によると早く取り付けられるように段取りをつけてきたそうです。
≪余談≫ 職人の世界ってすごい
職人の世界は段取りが一番大切です。
次の現場に一分でもはやくたどり着くよう職人は段取り組んで行動しています。
職人は現場をこなしてなんぼの世界があり、ゆっくり丁寧な作業をするだけでは良い職人とは言えません。
段取り次第で作業は1時間短縮できることもざらで、一緒に仕事をする人の手の速さなども考えて段取りを組んでいたりします。
ゆっくり、丁寧にして利益が生まれるのなら、早さは必要ないですが、今の時代、数をこなして利益が生まれることがほとんどなので、もたもたしていられません。
作業は早く。
でも、丁寧で正確に。
これが今の職人に求められているスキルです。
段取りの良い職人は技術も一級品です。
そういう人に施工してもらえたらラッキーですね。
工事の時は在宅不要だが必要なケースもある
バルコニー屋根は外につけるものなので、家にいなくても勝手にやってくれたらいいのになーっと思いますよね。
私が見積もりをしたときは、不在でもとりつけできますと言っていた業者もいました。
電気が必要な時
切り詰め加工では電源が必要です。
電源が外にあれば良いのですが、ない場合、室内の電源をかりなければなりません。
また、テラス屋根を取り付ける場合には水も使います。
土台にモルタルを使うので、水も必要になりますが、バルコニー屋根では水は不要なので、電源のみでOKです。
敷地が狭い場合
狭小住宅の場合です。
家には隣の家とのスペースがあまりなく、はしごがかけられない場合は、部屋から部屋へ資材を搬入しなければなりません。
バルコニー屋根の資材は外からはしごを使って運ぶので、家の中を通らなくても良い場合もありますが、周辺の敷地次第です。
バルコニー屋根を取り付ける場合、在宅の方が良い理由
- トラブルが起きた時、対処しやすい
- 勝手に取り付けられるより安心できる
- 物干しの位置が決められる。
バルコニー屋根を取り付ける場合、立ち合いが不必要な場合もありますが、極力立ち会った方が良いです。
我が家の場合、切り詰め加工もしたので、部品の切る音とかも結構しました。
ご近所トラブルが起きないとも限らないので、在宅は必要だと思います。
そして、バルコニー屋根にはオプションとして物干しざおが取り付けられますが、在宅していると物干しの位置も業者と相談できます。
物干しの位置によっては洗濯物を干した時、洗濯物が壁に当たったりする場合もあります。
バルコニーに広さがある場合はそのような心配をする必要はありませんが我が家のバルコニーは狭かったので、物干しの位置に気を付けました。
不在でバルコニー屋根を取り付けるより、在宅の方がはるかにメリットがあるので、バルコニー屋根を取り付けるときは時間が許すのであれば工事を見守ってください。