家を建てる時、リフォームする時、和室を取りれたい!
っという思いは、日本人であればどこかにあるものです。
フローリングで生活することが主流になった今でも、畳は多くの人に愛され、家の中に1部屋ぐらい和室があっても良いのでは?っと多くの人が考えています。
和室を取り入れたい時、問題となるのは位置やどのくらいの大きさで設置するかが問題です。
1部屋作るには及ばないけれど、和室が欲しいと考えたとき、リビング内の和室は意外と使い勝手が良いです。
また、リビング内の和室を小上がり(床よりも高い位置に作る事)にすると、省スペースでも和室が手に入れられます。
和室はあるだけで癒され、リラックスする空間や、キッズスペース、客間として大切なお客様を招き入れる時、様々なシーンで活躍します。
和室というと古めかしいイメージがありますが、和モダンを意識すると古めかしいイメージを払しょくすることができます。
家づくりの取り組み
リビングの和室(畳コーナー)は小上がりスタイル
モデルハウスで書斎として畳コーナーの素敵な空間が紹介されていて、我が家にも書斎兼リラックスの場として和室(畳コーナー)を作りました。
- 位置は、LDKの一角、リビングスペースの奥
- 24㎝小上がりになっている
- 広さは約3畳
- 琉球畳風
- 窓際に作り付けカウンターを設置
- 雰囲気を出すために書院造り風の飾り棚
- 壁紙を一味違う雰囲気に
- 照明はダウンライト3か所
位置は、LDKの一角、リビングスペースの奥に作りました。
リビングのフローリング部分よりも約24㎝高い小上がりになっていて、広さは約3畳です。
いわゆる昔ながらのへりのある畳ではなく、モダンな「琉球畳風」の畳を敷いています。
琉球畳風とは
琉球畳とは沖縄の七島イグサで作られた畳です。
七島のイグサは一般的なイグサよりも質感が変わっていて、丈夫なのが特徴です。
通常の畳は、角を補強するために縁が作られますが、琉球畳は強度が高いため縁がありません。
縁がある畳は洋風のインテリアと相性が合わないことが多いので、縁がない琉球畳は和モダンな空間を作ることができます。
近年は、畳が作られた素材に関係なく、縁がない畳の事を総じて「琉球畳風」と呼ぶようになっています。
カウンターを付けると学習机の代わりにもなる
奥の窓際にはカウンターが造り付けになっており、そこだけ壁紙を変えて、書院造り風の飾り棚もつけました。
そうすることで、和室ならではの味わいが出ていると思います。
今は、和室はキッズスペースになっていて、今年、小学校に入学した長女はそのカウンターで宿題をしています。
ダイニングテーブルを使うことなくリビング学習ができ、学習机いらずです。
畳コーナーが小上がりなので、天井との圧迫感をなくすため、照明はダウンライトが3箇所(1箇所はカウンターの真上)つけました。
小上がりスタイルの和室のデメリット
- リビングが狭く感じる
- 段差が老後に影響があるかも
ただ、畳コーナーを小上がりにしたのは、家庭内でも未だに賛否両論です。
リビングの一角に作ったので、部屋が分断され、リビングが狭く感じます。
また24㎝、床面が上がっていることで圧迫感もあります。
この段差は、歳を取ると上がるのは辛くなるかもしれないです。
バリアフリーも難しくなるな。
小上がりスタイルの和室を作るアドバイス
リビングが狭くなるのが心配なら、4畳以上の独立した和室を作ることをお勧めします。
リビングの隣に、一つの空間として使いたいなら、「和モダン」を意識するとインテリア的にも浮きません。
我が家のように広さの関係で畳コーナーにするなら、フラットにしたほうがリビングが狭く感じることはないと思います。
和室(畳コーナー)は汎用性が高い
子供のキッズスペース、お昼寝スペースとして、ソファー代わりにもなります。
くつろぎの空間なら、そのまま座っても寝転んでもリラックスできる畳の間は使い勝手が良いです。
一般的に畳部屋はフローリングの部屋と比べると建築コストがかかります。
予算と広さが確保できるのであれば、和室を作ることをお勧めします。
リビングの奥に和室(畳コーナー)を作って良かったのかどうかですが、和室はやはり落ち着く空間です。