仕切りのない間取りは家具などの配置で部屋づくりができるため、間取りは不要です。
広い部屋にしたい、大きな家具を置きたいなどの理由で仕切りのない家はつくられますが、部屋の中で仕切りがどうしても必要になる、あった方が良い個所が出てきます。
仕切りのない間取りは部屋全体が見渡しやすいので、プライベートな部分もオープンになってしまうので、それを隠す仕切り(又はドア)は必要です。
仕切り(又はドア)があった方が良い個所4選
仕切りのない間取りをお家の中に取り入れた人は、極力、仕切り(又はドア)を入れないように考えます。
それは、その方が部屋が広く使え、広く見え、仕切りがないことによって全体が見渡しやすいからです。
家具の配置で部屋が自由にレイアウトできる仕切りのない家ですが、仕切りがあった方が良い個所はどうしても出てきます。
仕切りのない間取りはDIYで壁や収納スペースを確保できるので、後付けでもどうにかなるものですが、DIYが苦手、自信がない人はあらかじめ壁やドアを作るようにしておくと安心です。
玄関
仕切りのない間取りは廊下を設けないスタイルです。
廊下の面積分をリビングに充てることにより、部屋の広さが大きくなります。
しかし、玄関からリビングが丸見えだと宅配業者などの突然の訪問者が来た時に丸見えなので少し恥ずかしい思いをするかもしれません。
玄関はドアの開け閉めがある度に外の空気が部屋の中に流れ込むので、壁やドアがあった方良いとの意見が多く聞かれます。
また家の断熱性を保つためにも仕切りを設けた方が良いようです。
- 壁やドアを設置
- カーテンを設置できるような構造にする
- DIYで目隠し(突っ張りパーテーションなど)
- 間取りを工夫する
来客者の視線とリビングが一直線に来ないような間取りをとれるならそうした方が良いでしょう。
玄関からリビングにつながる部分だけ廊下を作るか、壁やドアを設置、簡易のカーテンなどで目隠しができるようにしておくようにしておくとプライバシーが守られます。
また、ペットなどを飼っていると脱走防止の柵などを設置しなければならない可能性もあるので、玄関からリビングの導線に気を付けた方が良いです。
トイレ
トイレはプライベートな空間なため、言うまでもなく見える必要はありません。
音やニオイなどが気になる場合、ドア1枚では不十分な事もあります。
- 壁や仕切りを取り入れ、リビングから遠ざける
- 廊下をあえて作る
- トイレの奥に洗面所を設ける
壁やドアの設置、また、廊下をあえて作るとリビングとトイレとの距離ができるので、音やニオイが漏れるといった心配が少なくなります。
また、洗面所もトイレと同様に見える必要がないため、トイレの奥に洗面所を設け、目に触れないような間取りを取り入れる方が良いようです。
基本、仕切りのない間取りはオープンスタイルなので、トレイや洗面所を隠すことは必要になってきます。
収納スペース
仕切りのない間取りは壁がない分、収納スペースがとりにくいです。
DIYだと個人の力によっては収納力の限界があることも。
本格的なDIYをするとそれなりにお金がかかるので、あらかじめ収納スペースを設ける、っということも考えた方が良いかもしれません。
また、仕切りのない間取りは部屋全体が広く見渡せる分、ものがごちゃごちゃとした部屋の印象にもなりやすいので、収納上手な人でないとすぐものが散らかります。
散らかるのを隠したい、DIYに自信がない人はあらかじめ収納スペース用の壁を作っておいてください。
- リビングの脇に壁をあえて作る
- DIY収納で工夫する
- 収納家具を大容量にする
キッチン
油や水が跳ねるのを防ぎたい場合は壁を作った方が良いです。
また、キッチンの上にはよく、収納スペースの確保のために戸棚を付けますが、それはそれで圧迫感が出ます。
スッキリとしたキッチンにしたいなら天井に棚を付けない方がおすすめです。
その場合、収納不足とならないように、キッチン前面に壁を作るか、突っ張り収納で棚を設置しておくと、収納に悩みません。
- 壁を作る
- キッチン前面に突っ張り収納を設ける
- 収納家具を大容量にする
仕切りのない間取りであえて壁を作る個所のまとめ
以上、仕切りのない間取りをつくるとき、あえて仕切りを入れた方が良い個所をまとめてみました。
トイレや玄関はプライバシーの観点から目隠しのために壁やドア、カーテンなどで仕切りを取り入れた方が良さそうです。
ワンフロアで過ごせる仕切りのない間取りは壁がない分、収納スペースが限られてきます。
大きな収納家具の購入や、DIYで収納スペースを確保をする必要も出てきます。
DIYでパーテーションや収納スペースを確保する場合は、ホームセンターにも色んな種類のグッズがあるので、あなたにあったものをチョイスしてください。