仕切りのない間取りは廊下部分を部屋に取り入れることができるため、部屋を広く取れます。
しかし、廊下にも役割があって、音やニオイが気になる「トイレ」などにはあえて廊下を作った方が良さそうです。
仕切りのない間取りは見渡しが良いことが利点ですが、見私が良いからこそ、プライバシーを守らなければなりません。
そして、壁がないからこそ、冷暖房の効きが気になるところですが、蓄熱暖房を採用しているお家もあるようですよ。
家づくりの取り組み
仕切りのない間取りで必要な間取り
リビングダイニングで、料理しながらリビング全体を見渡せる構造になっています。
玄関を入ると、右に階段、左はクローゼットで正面に引き戸があります。
引き戸を開けるとすぐリビングです。
「トイレ」には廊下が必要
仕切りのない間取りは廊下は不要です。
廊下がないことによって部屋を広くとることができます。
しかし、リビングからトイレに行くところには廊下を作りました。
その奥は洗面所でドアを設置しています。
仕切りのない間取りの魅力
- 解放感がある
- 部屋が明るい
- コミュニケーションがとりやすい
解放感がある(広い)
料理しながら家族の様子がわかり、広く、明るく、解放感のあるリビングに憧れていました。
壁がないので、窓からの光がリビング全体に届きやすく、とにかく部屋が明るいです。
また、私は掃除や片付けが得意なので広い空間でも散らかさずに過ごせると思いました。
コミュニケーションがとりやすい
一階は一部屋なので、必然的に家族がリビングに集まります。
家族でテレビを観たり、話ししたりコミュニケーションがうまくとれています。
暖房効率を高めるためにしたこと
仕切りのない間取りのデメリットは暖房効率が悪いことです。
なので、暖房効率を高めるために工夫しました。
エアコン
部屋が広いのでエアコンは一番容量の多い物を購入しました。
料理の匂いの充満をさけるために高性能の換気扇を導入
仕切りのない間取りは料理の匂いも部屋全体に充満してしまいます。
高性能の換気扇と部屋の換気が欠かせません。
オール電化で蓄熱暖房のストーブを採用
家全体が暖かくなります。足元から暖かいのが特徴です。
電気で数十個のレンガを熱し、熱を蓄え、部屋全体を温める機械です。
蓄熱暖房は深夜に熱を貯めて、昼間放出する構造です。
深夜電気を使うのでオール電化にした方がお得です。
蓄熱暖房はヨーロッパでは火を使わない安全な暖炉として使用率が高いようです。
1 | スティーベル社の蓄熱暖房機 | 北ヨーロッパでは約50年、日本では約30年もの間、お客様に愛され続けている住宅設備メーカー。 |
2 | オルスバーグ社の蓄熱暖房機 | ドイツで30年以上の歴史を誇る暖房器メーカー。 |
蓄熱暖房機が設置できるか確認が必要
蓄熱暖房機はレンガを使用していることから、非常に重いです。(選ぶ蓄熱暖房機による)
蓄熱暖房機を導入するならスペースの確保。
重さに耐えられる床。
高温に耐えられる床と壁が必要になりなり、おのずと床や壁を補強しなければなりません。
電源も200vの電源が必要なため、あらかじめ設置すると決めていれば問題ないですが、後から導入するとなるとそれなりに補強が必要になってしまうのがネックです。
- 寒いのが苦手
- 天井が高い
- 吹き抜けがある
- 高気密高断熱の家
- 仕切りのない家
エアコンアは部屋を暖めるのに時間がかかりますが、蓄熱暖房なら深夜・早朝から部屋が温まっているので、朝起きた時、部屋がすでにあたたまっています。
仕切りのない間取りでも効率よく部屋を暖かくすることができます。
また、蓄熱暖房を導入すると寒冷地は一度温度が下がってしまうとなかなか温度が上がりにくいっといった部分を解消できます。
それと同じで天井が高い家、吹き抜けのあるような家も同様です。
高気密高断熱構造にしておけば熱も逃げにくいので、寒いのが苦手な人は導入を検討してみてください。
蓄熱暖房が難しいならヒーターでのりきる
イタリア・ドイツ製輸入家電の販売会社デロンギは日本で販売を開始してから40年の販売実績のある家電メーカーです。
本社はイタリア北部のトレヴィーソという地方都市にあり、創業100年の歴史があり海外でも製品への信頼度が高いブランドになります。
デロンギのオイルヒーターはほんわかとした日向ぼっこをしているような温かさが魅力で、局所的に温かくなるのではなく、部屋全体を温めてくれます。
日本のような狭い住宅には蓄熱暖房のような大きなスペースが必要で危険なものより、オイルヒーターのような安全でやさしく部屋全体を暖めてくれる暖房器具の方が日本の住宅にマッチしていることもあります。
仕切りない間取りをお家に取り入れる時のアドバイス
仕切りのない間取りはオシャレで憧れている方も多いと思います。
広い分、散らかりやすく、物を置いてしまうと台無しです。
リビング内に収納スペースを設けるなど工夫するととても快適に過ごせます。
私は蓄熱暖房にしたのでつけませんでしたが、広い部屋の一部を床暖房にするのもいいと思います。