ダウンライトは一度取り付けてしまうと、動かすのが簡単ではない照明器具です。
光の感じ方は個人差があるので、施工業者に丸投げするのではなく、キチンんとイメージを明確にしておくことが大切です。
ダウンライト自体、それほど大きくない照明器具なので照らす範囲は狭く、真下を強く照らす照明器具ということを忘れてはなりません。
広い空間にダウンライトを取り入れる場合は、複数のダウンライトが必要になり、ダウンライトの配置や、ダウンライト同士の光の重なり具合などを計算しておく必要があります。
家づくりの取り組み
言われるがままにつけた我が家のダウンライト
家を建てるときに、ダウンライトは事前からこだわっては考えない人は意外と多いのではないでしょうか?
我が家は、25畳の広めのリビングダイニングに、ダイニング部分とリビング部分にそれぞれダウンライトを設置しました。
色はどちらも暖色系で統一し、空間が広いので、複数個設置しました。
天井のあちらこちらに設置しています。
すすめられるままに設置したのですが、座る位置などを考慮した設計にはなっていません。
無計画なダウンライトの配置が実際の暮らしに影を落とし始めた
実際に暮らしてみると、ダイニングのダウンライトは点けると眩しさを感じています。
ダウンライトは光が直接目に光が届きやすく、グレア(まぶしさ)を感じやすいと暮らし始めて感じました。
それにダイニングのメインのライトより明るく感じます。
また、ダイニングテーブルに集まって食事をすると、座った時に影ができます。
真上から強い光を照らされることによりできる影ですが、人によってはその影が気になる人もいると思います。
私もその影が気になってきた人に一人です。
影を解消するために別の明かりを灯すハメに
そのため、ダイニングのダウンライトを点けるときには、影をなくすためにもう一つキッチンの別の明かりをつけるハメになりました。
リビングのダウンライトは上手に明るさを補助してくれたり、ムードのある雰囲気を作り出してくれたりしますので、とても気に入っています。
お任せ状態は絶対ダメな理由
- 家具の位置が計算に入っていない
- 自分好みの照明具合にならないことがある
- ダウンライト次第でも空間のマッチ度は上がる
家具の位置が計算に入ってない
1つのダウンライトが照らせる範囲は狭いので、家具や照らして欲しい位置を計算してから設置する必要があります。
テレビやソファーなど、あらかじめ家具や家電を置くものの配置を部屋の中で決め、ダウンライトの位置決めをするのが良いです。
最近のトレンドでは、集中配灯と言って、ダウンライトを狭い範囲に複数配置し、その場所を明るく照らす配灯が流行っています。
しかし、これは、大きく部屋のレイアウトを変更することになった時には困った事になります。
ダウンライトは一度取り付けてしまうと、動かせないので注意してください。
自分好みの照明具合にならないことがある
光の感じ方は人それぞれです。
お任せ状態でダウンライトを設置してしまうと、光の強さや全体を照らす光の量などが施工した業者の好みになってしまいます。
光の色(電球色や昼白色)によっても部屋の印象や光から感じる温度は、人の感覚によりけりなので自分好みの照明にならないことがあります。
ダウンライトの種類でも空間のマッチ度は上がる
ダウンライトをメインの照明器具に使うと、ダウンライトとダウンライトの光が重なり合い、空間が立体的に見えおしゃれに見えると言った効果があります。
なので、光の重なり合いや広がり方によっても照明具合を調整しなければなりません。
ダウンライトは本来、真下を強く照らすスポットライトのような役割なので光が広がりにくく、真下がまぶしく感じると言った欠点ががあげられます。
しかし、ダウンライトはただ光を放っている照明器具ではありません。
実は様々な種類があって、光の照射角度や天井部に光が広がりやすいものもあります。
その特徴次第では空間にベストマッチしたダウンライトあり、知っているのと知らないのとでは大違いです。
業者に任せて安心してはならない
ダウンライト小ぶりなので、スペースも取らず自由に配置できるので便利です。
でも、どこに何のために付ける必要があるかを一度しっかりと考えた上で、色や明るさを考慮してつけるようにすることが必要だと思います。
我が家のように言われるがままにダウンライトを取り付けてしまうと、他の明かりが必要になると言った次第になりかねません。