ダウンライトのデザインはどれも同じような物です。
そこでダウンライトを選ぶ時に重要となるのは機能や性能。
各メーカー色んな機能や付加価値を付けていますが、価格や会社の信頼性も気になるところです。
家づくりの取り組み
ODELIC(オーデリック株式会社)とはどんな会社?
本社を東京に置く、日本の大手照明器具メーカーです。
昭和26年(1951)に創業し、最初は「株式会社大山金属製作所」という会社からスタートし、社名変更ののちに、オーデリック株式会社となりました。
住宅用の照明器具のみならず、店舗などの照明設備といった、幅広い照明器具を扱っています。
ダウンライトの設置環境による種類
ダウンライトには、一般に使用されるダウンライト(M形ダウンライト)と、断熱材を使っている天井でも、ライトの発熱の心配がなく施工できる(S形ダウンライト)ものがあります。
S形ダウンライトの特徴
ライトの点灯時による発熱の熱により、火災を起こさないように、天井への熱の拡散を抑えているダウンライトです。
ダウンライトは天井面への穴あけが必須ですが、S形ダウンライトは気密性がM形に比べ高いので、穴からエアコンなどの空気が逃げにくい構造になっています。
それにより省エネ効果も期待できます。
天井の断熱材の施工の状態によりS型でも呼び方が違っています。
- SB形(ブローイング工法、マット敷工法)
- SG形(マット敷工法に対応、地域によっては施工できないもの)
- SGI形(全地域に使用でき、マット敷工法に対応)
断熱材をホースで流し込む方法です。
複雑な構造でも、隅々まで均一に断熱材を敷き詰めることができ、施工の効率も良いです。
また、一般的な断熱材を張り付ける工法より、天井や壁などに力が加わらないため負担がかかりません。
マット状になった断熱材を天井に敷く方法です。
段差がある部分にはどうしてもすき間ができてしまいますが、施工自体は簡単です。
断熱と遮音効果が期待できます。
オーデリックのS形ダウンライトの特徴
- R15
- グレアレスダウンライト
- MINIMUM-Sっという超ミニマムなダウンライトがある
- LED電球フラット形ダウンライト
R15(色・きれい・LED)で撮影所のような照明具合を演出
「R15」とは肌の色が美しく見え、照明によって肌の色がくすんだり、暗く見えないように考えられた蛍光技術の規格上の呼び方です。
照明はもはや物や部屋を照らすためにあるのではありません。
家族の顔がより正確に見え、より美しく見える演色性を高めました。
より自然に近い光を表現しながらも、価格は従来品の100円プラスだけで手に入れられます。
グレアレスダウンライトでまぶしさ低減
ダウンライトは一定の方向に光が集中して出ているので、ダウンライトから出る光はシーリングライトより眩しく感じます。
視界に入るまぶしさや不快感を「グレア」と呼びます。
ダウンライトを複数設置すると天井を見上げたときに、よりグレアを感じやすいのですが、このグレアを抑えたダウンライトがグレアレスダウンライトです。
天井を見上げることの多い寝室や多くダウンライトを配置することが多いリビングなどに使われます。
グレアレスダウンライトにも調光・調色ができるものがあり、リモコンやBluetoothを接続することによりスマートフォンやタブレットから自由に調節できます。
グレアを防ぐ工夫にカットオフアングル
カットオフアングルとは、人の視覚や見上げた角度を考慮し、ダウンライトの光が視界に入らないように、ダウンライトのカバー(シェード部分)の角度が約30℃になっています。
カバーの角度が天井に近いので、光が拡散されてまぶしさを低減させています。
また、カバーには鏡面があり、光を反射、拡散させ、効率よく光を照らしています。
また、天井のデザインに合わせられるように塗装されたコーンタイプがあります。
コーンタイプと鏡面タイプとでは、価格に差があり、カタログ価格ではおよそ2000円ほど鏡面タイプの方が高いです。
MINIMUM-Sという超ミニマムなダウンライトがある
特徴は小さくて明るいことです。
白熱灯の60wクラスの明るさを保ちながらダウンライトの小型化し、埋込穴が5㎝でもダウンライトを取り付けられます。
照明の存在をなるべく最小限にしたい寝室や、薄暗い空間(シックな空間)に最適です。
調光はBluetooth内蔵のリモコンでコントロールできるものと、壁付けの調光器を設置するものがあります。
光の色には4種類の色温度のバリエーションを展開しています。
- 2200K(白熱電球)
- 2700K(電球色)
- 3500K(温白色)
- 5000K(昼白色・太陽光)
GX53(LEDフラット型ダウンライト)
交換型のダウンライトで、ダウンライトの寿命がきても手軽に取り換えられます。
一般的なLED電球の様な形ではなく、ペットボトルのフタのような形をしたLED電球(ランプ)です。
LEDランプが薄型になったことで天井内の高さあまりとれなくてもダウンライトを設置できます。
ランプの機能は調光・調色できるものがあります。
調節の方法はリモコンやBluetooth、壁掛けリモコンでコントロールできます。
一般的な照明の色以外にもカラフルに色をコントロールできるので、違ったお部屋の雰囲気を楽しむこともできます。
基本の形は抑えつつ、新たな最先端技術の開発に勤んでいる
オーデリックは照明器具専業の会社なので、人感センサーや明暗センサーがついたダウンライトや、畳の部屋でもデザインを損なわないようなダウンライトまで、様々なニーズの物を揃えています。
基本的なダウンライトの性能はすべて抑えつつ、Bluetooth対応などスマートフォンで照明を操作したり、部屋を照らすだけでなく、より美しく見えるR15規格を作るなど、新たな付加価値を見出しています。
発光効率や様々なニーズに答える対応力もある会社です。
安売りしない職人気質
オーデリックのダウンライトはあまり安くないです。
でも、品質はきちんとしています。
また、照明器具専業メーカーであり、創業年数も長いので安心感があります。
それはこだわりがある職人気質だからなのかな?っとも思えますね。
照明の見え具合や発光効率まで考えてダウンライトを作っているので、照明の色をキレイに見せる技に長けています。
安いダウンライトじゃ、ちょっと不安。
品質や照明具合もちゃんとしたものが欲しいっという場合には、オーデリックのダウンライトを選んでも良いのではないでしょうか?