ダウンライトは照明器具メーカーだけでなく、大手家電メーカーも製造しています。
東芝ライテックは東芝の照明部門を担当していて、名前の認知度も高いです。
東芝ライテックのダウンライトはどのような特徴や傾向があるのか調べてみました。
家づくりの取り組み
東芝ライテックとは
東芝ライテックは東芝株式会社の照明・電材部門を担当しているメーカーです。
本社は神奈川県にあり、東芝ブランドとして認知度も高いです。
ダウンライトの種類も一通り揃えられています。
東芝ライテックのダウンライトの5つ特徴
- ダウンライトのカバーがある
- 交換型ダウンライトでかゆいところに手が届きやすい
- LEDユニットフラット形で調光機能を付加できる
- ダウンライトにも保証期間はある
- Ra83と一般住宅で安心して使える演色性
ダウンライトのカバーがある
東芝ライテックにはダウンライトでは珍しくダウンライト専用のカバーがあります。
リニューアルプレートといった、ダウンライトの穴の大きさが合わない場合に取り付けるものに引っ掛ける形のダウンライト拡散カバーです。
ダウンライトの光は光の放ち方が一直線なので、人がそれを目にしたとき、まぶしいと感じがちです。
ダウンライトの光を柔らかくするダウンライトカバーは意外と少なく、対応機種であればダウンライトの光を抑えることができます。
交換型ダウンライトでかゆいところに手が届きやすい
ダウンライトの取り付け方は大きく分けて2種類あります。
ダウンライトごと交換する一体型と電球だけ交換する交換型です。
交換型だと自分で電球を取り換えることができますが、注意しておかなければならないこともあります。
ダウンライトに使われているLED電球は、40,000時間と長寿命です。
LED電球の寿命は1日平均10時間点灯した場合、10年ほどと計算されています。
LED電球は長寿命ですが、問題はLEDと接続している電材の寿命で、長期に渡って使用していると故障のリスクが高くなり、発火の原因にもなります。
器機が故障してしまえば例え、交換型のダウンライトでもダウンライトごと交換しなければならず、10年後はいずれにしてもダウンライトごと交換することが推奨されるので、交換型にするメリットは少なく、今は一体型が主流となってきています。
このような背景から交換型のダウンライトは取り扱いメーカも少なくなってきています。
っといいつつも、交換型の方が従来通り交換方法が電球の交換と手軽なので愛用者は多いです。
LEDユニットフラット形で調光機能を付加できる
LEDユニットフラット形のダウンライトとは、ダウンライトの電球を従来通り自分で取り換えるダウンライトです。
違いは、電球がダウンライト専用になっているところ。
特殊なLED電球(LEDユニットフラット形)で、LED電球は長寿命なのでメーカー側で廃盤商品となる可能性はありますが、ランプ側に問題があった場合、自分で交換できるので安心感があります。
取り外しが自由なので、電球がフラットになっていて見た目もすっきりして、いろんな色合いのLEDユニットフラット電球を買いそろえておけば調光も可能です。
調光機能付きのダウンライトは電気工事が必要なので、設置費用が高くなりがちです。
調光機能を持たせるとダウンライト自体も価格がやや高い傾向がありますが、ダウンライトもLEDユニットフラット電球もそれほど高くないので、手軽に調光機能をつけることができます。
気分転換にスポット的に調光機能を取り付けておきたい人にもおすすめです。
ダウンライトにもちゃんと保証期間はある
東芝ライテックはLED電球や照明器具には5年保証を設けています。
っが、ダウンライトの保証期間は5年保証マークがついていない場合、保証期間は、商品お買い上げ日より1年間です。
但し、照明器具の中でLED器具の点灯装置、蛍光灯器具内蔵の安定器、HID器具の安定器は3年間となっているので故障する部位によって保証期間が違います。
Ra83と一般住宅で安心して使える演色性
光に照らされたものの見え方です。
太陽光(自然光)を基準として考えられています。
その理由は、太陽光は目に優しい上、服や肌などの見た目が変化しないためです。
照明は人工的に作り出すものなので、太陽光に近ければより美しく、正確な色が目に見えるので、優れているとされています。
一般住宅ではRa85で十分だと言われているので、Ra83という数字はそれほど違和感なく普通に物が見える数値です。
東芝ライテックは長く愛用するための商品の供給力が魅力
一般的なダウンライトは一通りそろえている印象です。
ダウンライトは見た目はどれも同じような感じになるので違いを出すのは難しいですが、ダウンライトの枠に木枠が使われていたり、白以外にも黒色やシルバーなどの枠の種類もあります。
東芝では色んな家電製品を作っているので商品力もありますが、凝ったダウンライトではなく、手広く王道を責めている印象です。
新商品をどんどん開発するのではなく、今ある商品をより長く維持、提供し、それを少しずつ改良している印象があります。
それもあってか、ダウンライトの価格はとりあえず点灯すれば良いだけのダウンライトは比較的安く手に入り、演色性も基準値に近いです。
製造した商品は古くても良いものは残し、責任をもって商品の供給をする、まじめなメーカーなのではないでしょうか?