タンクレストイレは見た目がスッキリしていて、トイレっぽさがないのがウリです。
その名の通りタンクがなく、トイレっという比較的狭いスペースに省スペースで設置できるという点が魅力。
トイレのスペースが狭いからこそ、導入したいトイレだと思います。
家づくりの取り組み
憧れのタンクレストイレ、アラウーノS2を自宅に設置
ずっと憧れていたタンクレスとバブル洗浄のあるPanasonic CH1401WSというアラウーノS2っというタンクレストイレを設置しました。
食器洗剤を専用タンクに入れると流すたびに濃いめの泡が出てきます。
尿跳ねの防止にもなり、香りもするので個人的に気に入っています。
Panasonic CH1401WSの後継機アラウーノS160の主な違い
アラウーノS2は2020年に生産終了されています。
その後継機であるアラウーノ S141は2021年7月に生産終了しており、現在はアラウーノS160っというタンクレストイレになりました。
アラウーノS160 はタイプ1とタイプ2があり、タイプ1の方には自動でフタを閉じてから洗浄する「クローズ洗浄モード」。
人体検知機能により便ふたを自動で開閉できる「便ふた・便座自動開閉」でよごれた手で触らずに便座とフタを動かせて衛生的です。
また、「アラウーノアプリ」が搭載されました。
アラウーノアプリでは忘れがちな洗浄剤導入の時期を知らせてくれたり、トイレの使用状況がアプリで分かるので、遠方に住んでいる家族や留守番で家にいる人を見守ることもできます。
その他は、タイプ1、2の共通で洗浄ノズルが「樹脂製」から「ステンレス製」になり、ノズルの衛生面に気を使いました。
洗浄タンクの位置が便器の上部になり、必要な水圧が0.07MPakから0.05MPaになったので、より低水圧のお家にも導入できます。
便器洗浄水量は以前よりも節水になったという点があります。
タンクレストイレは水圧をチェック
アラウーノS2の最低必要水圧は0.07MPaです。
複数の水栓から水を流した状態で10分間に必要な水の量は3.0L以上となっています。(トイレのタイプにもよります。)
アラウーノS160の最低水圧は流動時で0.05MPaです。
複数の水栓から水を流した状態で10分間に必要な水の量は2.6L~2.9Lとなっています。(トイレのタイプにもよります。)
タンクレストイレはトイレの後ろにタンクはありませんが、タンクレストイレの内部に小さなタンクを持っています。
そのタンクの水と水道からひいた水で便器を洗い流す構造になっています。
そのため、トイレの洗浄は少量の水で水圧を使って流すようになっています。
節水にはなりますが、タンクレストイレは水圧が低い場所では設置できないので、メーカーが定めている最低水圧を満たしているかの確認が必要です。
家族が一斉に使った時の水圧を考慮して、数か所で水を出しながら測定してください。
水道の水圧は水を出す圧が一気にかかると、水の出が悪くなりますよね。
ギリギリの水圧だと、タンクレストイレを洗浄する時に、水圧が足りなくて流れが悪いと感じることがあります。
ちなみに、トイレの構造や手洗い場の有無によっても10分間に出る水の量は違ってくるのでトイレの水圧を自分で測るのが不安に感じたら、業者さんに頼むのも手です。
おすすめ測定方法は「バケツ測定方法」
CH100BKっという流動水圧測定キットがパナソニックから販売されていますが、2万円程するのでバケツ測定方法がおすすめです。
トイレを設置したい場所の水圧は簡単に測れます。
方法は止水栓にホースを取り付け、バケツに10秒間、何リットルの水が入るかどうかを調べます。
その時、バケツにはメモリが付いている物を用意するのと、バケツに水が入らなかった場合に備えて予備のバケツを用意するので合計2個準備してください。
止水栓は個別についているものと、元栓で管理しているものがあります。
トイレの場合は、ドライバーでネジを回して開閉すると思うので、いつでも止められるようにしておいてください。
後悔点1 泡洗浄に使う食器洗浄剤にはかなり制限がある
後悔ポイントは掃除に使うトイレ洗剤やバブル用の食器洗剤台所用中性洗剤(中性)になりますが、制限があります。
柑橘系などの天然由来成分を材料としている洗剤は効果が得られない上に、洗剤の成分によっては製品の故障の原因になります。
お手入れの際にも使える洗剤が限られているのでよく取り扱い説明書を読み込む必要があります。
後悔点2 トイレにしては保証期間が短め
便器本体は2年間、温水洗浄便座部・暖房便座部は1年間のメーカー保証となっています。
トイレは保証期間もトイレにしては短めなので、そこが残念でした。
タンクレストイレは、一部の機能が壊れても、その部分だけを修理することが難しいトイレです。
トイレにしては価格も高いトイレになるので、故障修理費が高くなる可能性があります。
取り付ける業者によっては、独自に延長保証を設けている所もあるので、故障した時のために、保証が長い業者を選ぶ事をおすすめします。
タンクレストイレは頻繁にモデルチェンジする機種
また、タンクレストイレは、今も頻繁に新しいモデルが登場します。
古いモデルのタンクレストイレは安いのが魅力ですが、部材がなくなっていたり、故障したときの修理費が高くつく可能性もあるので、できるなら最新のタンクレストイレを購入することをおすすします。