
外壁は家を様々な気候の変化から守ってくれます。
家を守ってくれるだけでなく、家の外観を左右するものなので、きれいな見栄えの良いイメージも大切です。
その時、忘れてはならないのが、外壁の美観。
外壁は、常に紫外線や雨風にさらされているので、家の中でも劣化が激しく維持するのが大変な部分でもあります。
その性能によってメンテナンス頻度やコストもかかりますが、タイル外壁は、耐気候性があり、高耐久です。
しかし、導入時にコストがかかるので、そこに費用をかけられるかどうかがカギになります。


家づくりの取り組み
パナホームの「キラテック」を選んだ理由


台風の翌日でもよごれが目立たないため、大変気に入っています。
今が最高に綺麗でも経年劣化で、年々見映えが悪くなるのは絶対に嫌でした。
そこで、ノーメンテナンスを売りにしている上記の外壁を選びました。
とにかくメンテナンスフリーで汚れにくいものを所望していました。
パナホームの「キラテックタイル」の魅力
- 光触媒の磁器タイル
- 焼き付け処理で高耐久
- TOTOの光触媒の技術を使っている
- コーキングなしでメンテナンス不要
- 目地がなくキレイ
光触媒の磁器タイル
パナホームのキラテックタイルは磁器タイルでできています。
磁器タイルとは
磁器タイルとは石英や長石などを1250℃以上の高温で焼いたものです。
硬く丈夫で、きめ細かいので、叩くと金属のような音がします。
吸水性が低いことと、土や石などの無機質であり、自然にあるものを原料としているため、家を日光や雨風などから守ってくれます。
自然素材であるが故に耐気候性があり、自然現象によって劣化がしにくいのが特徴です。
- 吸水率が低い
- 耐気候性がある
- 自然劣化しにくい
光触媒とは
光触媒機能による分解力により、汚れを残さない綺麗な外壁の維持するための技術です。
光触媒とは、植物の光合成と同じような作用の事を言います。
光触媒の場合、酸化チタンに、光(紫外線)のエネルギーが当たると、空気中の酸素・水分に反応し2種類の活性酸素が発生します。
この2種類の活性酸素には「分解」と「親水性」を持っています。
酸化チタンは燃えるものならなんでも分解してしまう「分解」能力を持っています。
燃えるものといっても熱を持って燃えるのではなく、室温のまま、化学反応が起きると言った感じです。
大気中の汚染物質(油分)も分解してくれるので、空気清浄化作用もあります。
また、「親水性」があるので、表面が超親水性状態(水との親和性が高くなること)になり、薄い水の膜ができます。
表面の水の膜は薄いベールに包まれた状態になり、汚れは水とともに洗い流される仕組みになっています。
水滴がつくと水垢などが残りやすいですが、超親水性状態であるため、水垢などの汚れが残らず汚れが雨でそのまま洗い流されるのでセルフクリーニング機能があります。
この特性を生かし、外壁に使われるようになりました。

焼き付け処理で高耐久
パナソニックの設計耐用基準では60年、光触媒の効果が続く事を確認しています。
光触媒塗装だと、光触媒は何でも分解してしまうので、いずれ再塗装する必要がでてきますが、焼き付け処理を行うとタイル表面に分子レベルで結合させるため、剥がれ落ちたりといったことがありません。
これが塗装だった場合、光触媒は有機物であれば何でも分解してしまうので、塗装自体が剥がれ落ちてしい、再塗装する必要がでてきます。
外壁の大敵は、紫外線や雨水などによる腐食があげられますが、その点、タイルは高耐久、光触媒の効果は半永久的に続くと言われているため、相性が良いです。
TOTOの光触媒技術を使っている
パナソニックの「キラテック」は、TOTOの光触媒技術を利用しています。
他にも、TOTOの光触媒を利用した外壁には、一条工務店の「ハイドロテクトタイル」があります。
なので、タイル自体の性能はほとんど同じです。
コーキングなしでメンテナンス不要

一条工務店の「ハイドロテクトタイル」にはタイルを工場でパネル状にして現場で張り付けます。
その時に、タイルのパネルとパネルを張り合わせる際にコーキングが施されますが、ココにメンテナンス費用が掛かります。(約70万円 ※一条工務店の試算)
パナソニックの「キラテック」は、コーキングを使用していないので、外壁のメンテメンテナンスが不要です。(現場貼りでコーキングを隠すため。以下詳細有り)
目地がなくキレイ
パナソニックの「キラテック」は、下地があり、下地はコーキングで貼り合わせています。
次に、下地の上にタイルを張り、タイルの隙間に樹脂製の部材をはめ込みます。
その上から「弾性接着剤」を厚く塗るので、コーキングを隠し、目地のメンテナンスが不要でつなぎ目がなくキレイです。
外壁タイルは、「モルタル」で仕上げることが一般的ですが、「モルタル」は乾くと固くなり、地震や経年劣化でヒビ割れなどが発生しやすいです。
タイルの落下の危険性も考えられるので、「弾性接着剤」という乾くとゴムのように伸びる接着剤が使われ、耐久性は60年と長寿命のため、メンテナンスの必要がありません。


また、色や柄も豊富なので、好みに合った外観がきっとあるはずです。
注意!タイル外壁の固定資産税
セルフクリーニングでメンテナンス不要のタイル外壁ですが、固定資産税は高くつきます。
一般的なサイディングの壁よりも、タイル壁は税金の査定が高くなるらしく、同程度の内装と平米数の友人宅よりも、1割程税金が高くなっていました。


初期費用VSメンテナンスコスト削減
パナソニックの「キラテック」は、1坪当たり3~5万円と少々お高いです。
一条工務店は1坪当たり1万円を超え、2万円以内で施工できます。
タイル外壁は、外壁の中でも高価な部類に入りますが、光触媒でセルフクリーニング。
タイルの耐久性も高く、一度施工してしまえば長く使う事ができる外壁です。
また、コーキング不使用なため、外壁にかけるメンテナンス費用が必要ありません。
外壁のメンテナンスで悩みたくない、いつまでもキレイな外壁で、経年劣化を感じたくない。
このような人には、初期費用を出せるのであればおすすめの外壁です。
5年経過しても、新品同様の見栄え
現在建築から5年以上経過していますが、未だに新築ですか?と聞かれる程、新品同様の見映えをしています。
家は一生で一度の買い物ですが、新築時が資産価値で言えば最も高い状態です。
特に外壁はその家の顔です。
表面が剥げたり、汚れが目立てば、その家の印象を年々悪くしてしまいます。
タイル外壁は初期費用が高くなってしまう事は避けられませんが、メンテナンス不要な方がメリットが多いです。
