内装タイルはインパクト抜群。しかし、職人の腕で失敗談になった家

タイルは外壁だけでなく、室内の内装として使うとインパクトのある空間になります。

タイルと言えばキズが付きにくく、丈夫で高温にも強く、傷もつきにくいことから室内では、キッチン、風呂場、床などにはられ、はると見栄えが良く、規則だたしく並んでいる様子からも整った印象になります。

部屋の中にあるとアクセントにもなり、高級感さえ漂いますがタイルを業者に頼むときは、きちんと施工されているかの見極めも大切です。

ふくろう君
今回は、内装のタイルが曲がってしまったお家です。
りす男
何!こりゃ一大事だ。

納得いかない!お金をかけた内装のタイルが曲がっていた

リビングダイニングに貼ったタイルが曲がっている所がある壁
うさ子
内装のタイルが曲がっていました。

リビング・ダイニングの一部のみにインパクトを与えてもいいかなと思い、約10万円程度でレンジ周りからリビング・ダイニングにかけてタイルを貼ってもらいました。

最初はまったく気づかなかったのですが、よくみるとタイルが曲がってついているところがいくつかあることに気づきました。

遠目から見ればまったく気づきませんが、やはりいろいろ考えた上でタイルを貼ってもらったので思い入れが強いです。

同じような他の場所はしっかり貼れているのに一部だけ曲がっているのは、単なる怠慢で職人さんとしてあるまじき行為だと思います。

りす男
ご立腹だ。

タイルはなぜ曲がってしまったのか?

  • 接着剤がタイル(素材)に合っていない
  • コーナーのタイルは曲がりやすい

接着剤がタイル(素材)に合っていない

一般的にはタイルのような硬い素材にはエポキシ系の接着剤が使われています。

しかし、タイルには陶磁器、陶器質・セッ器質・磁器質っといったように複数の種類があり、 釉薬(うわぐすり)によってもタイルの質や表面の仕上がり、タイルの機能が左右されます。

見た目の違いや機能も違い、タイル自体の材質の違いもあるので、そのタイルに合った接着剤の見極めが必要です。

接着剤の見極めを見誤ると、タイルの保持力に欠けていたり、乾燥後に接着剤が硬くなりすぎて時間の経過とともに目地が割れてくることもあります。

物理的にコーナーのタイルは曲がりやすい

室内にタイルをはる時に気になるのは角(コーナー)の納まりです。

タイルの角でケガをしてしまわないようにするには、通常、壁の角には、タイルの端の角を丸めた、役物タイルが使われます。

役物タイルには両面取りタイルっといった2辺の角に丸みをもたし、塗装されたものは、壁の四隅に。

片面取りっというタイルは、片方だけタイルの端が丸く削られ処理されているので、壁の端にはられるタイルが使われることが多いです。

役物タイルは角が削られているのでことで壁の角の納まりがよく安全で、見た目もキレイでそれほど費用もかからず施工できます。

しかし、役物タイルを角に使う施工は、必然的に端の接着剤が少なくなる上に、角を丁寧に成型するという手間と技術が必要になります。

角のタイルは接着剤の量と仕上げが難しい個所なので職人さんでも曲がりやすいのです。

角にはられるタイルは接着剤の量や仕上げの丁寧さが物を言います。

壁の角の接着剤の量を適切に扱わないと壁自体がゆがみ、タイルも接着が悪くなったり後にゆがみが生じます。

職人さんの腕に左右される個所でもあるので、施工の最中や施工後でも角付近の面が不自然に曲がっていたり、職人さんが見落としている可能性がないかのチェックは必要です。

仕事に真摯に向き合って取り組んでいる職人さんなら嫌な顔せずに手直しをしてくれるはずです。

ふくろう君
工事後の手直しも対応可能かもチェックが必要です。

心配なら役物タイルが充実したタイルに変更する

役物タイルはタイルのデザインによっては種類が少ないです。

特別に作ってもらうのは費用がかかるので、角の仕上がりが気になるなら、役物タイルが充実しているデザインのタイルに変更することも検討した方が良いです。

竹割タイルやL字型に成形されたタイルを使うことをおすすめします。

また、タイル見切り材といった、タイルで挟んで取り付ける部材もあるので、角の仕上がりを予め検討しておくことも大切です。

【結論】片面取を使った内装タイルは間隔は狭い方がいい

内装のタイルはデザインも大切ですが、片面取タイルを使った壁は、はる間隔も大切です。

タイルは規則正しく整列しているからこそ美しさを感じますが、タイルの目地が広いと、接着剤を塗る量が難しくなり、ゆがみが生じやすいです。

タイルの間隔が狭ければ接着剤のゆがみが少なくて済み、職人の技術によって仕上がりが左右されにくいです。

気に入ったデザインをはるのも大切ですが、タイルの仕上がりも重視して、失敗の少ない方法と仕上げ方でタイルをはることも大切です。

タイルは失敗すると手直しが難しい

タイルは接着剤が固まると簡単には剥がせません。

タイルのゆがみを直すには、接着剤をはがしてまた、固める必要があるので、施工より手間がかかり、時間も費用もかかります。

なので、一発勝負でタイルをはってくれる業者を見つけることがより大切になってきます。

そのためには信頼のある職人さんをみつける確率を増やすことが大切ですが、無料で複数の業者に見積もりをとることで、対応の良い業者と出会える確率も増えます。

りす男
失敗するおとお家が台無しだ。
ふくろう君
仕上がりをチェックするのもお忘れなく。

 

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