基本的にダウンライトは小ぶりで、直下を照らすものです。
光が当たる範囲は比較的狭く、広い範囲を照らそうとすると複数個設置する必要があります。
調光できるダウンライトは調光できないダウンライトより高いため、それを複数個設置すると、コストが高くなり、家計にダメージが大きいです。
その結果、調光できないタイプを設置することが多いと思いますが、実際に天井に取り付けてみると、思ったより「眩しかった」っという意見が多数あります。
家づくりの取り組み
調光できないタイプは不便
設置するダウンライトにもよりますが、ネット販売価格では、旧商品などを選べば調光できないダウンライトは1,000円前後から販売されています。(送料が別の場合あり)
調光できるダウンライトは1800円前後と800円前後の差がないように思えますが、それを複数個設置するとなると意外に出費が痛いものです。
また、今の住宅は高気密高断熱仕様の事が多いため、断熱材が天井に埋め込まれている場合は、それ専用のダウンライトを設置しなければなりません。
人感センサー付きダウンライトも同じです。
断熱材施工天井のダウンライトや、調光機能付きのものを選んだりするとスイッチもそれ専用にしなければならないので、非調光タイプのダウンライトに比べると値段も高くなり、施工費用もかかります。
ダウンライトが思ったより眩しかった時の解決策4選
- ダウンライトの拡散カバーをつける
- ディフーザーフィルムを貼る
- 和紙を貼ってみる
- DIYで目隠し
これを解決できる手立てはこのようなことで解決できます。
ダウンライトの拡散カバーをつける
ダウンライトが思ったより眩しかった時、ダウンライトにカバーをかぶせ、光を拡散されるものが販売されています。
しかし、実際にネットで探してみるとダウンライトの拡散カバーはあまり多く販売されていません。
ダウンライトの拡散カバーはダウンライトの穴にピッタリ合わせなければならないのでメーカーもダウンライトに合わせたカバーを1つ1つ作るのは至難の業。
リニューアルプレートっといった、既存のダウンライトを交換したときの穴を利用して取り付けるものならあります。
更に、ダウンライトはLED電球でできていて、LED電球は熱に弱い照明です。
LED電球は発熱はしませんが器機などからの放射熱などによって多少の熱を持ちます。
なのでLED電球自体は、10年以上もつ、長寿命な照明器具だと言われていますが、故障や短寿命を防ぐためにダウンライトをすっぽり覆うカバーはメーカーもあまり作っていない傾向にあります。
ディフューザーフィルムを貼る
ダウンライトの拡散カバーがメーカーから販売されていない時は、「ディフューザーフィルム」というものを貼ってみてはどうでしょう?
白色塩化ビニルフィルムでできていて、光を拡散するフィルムです。
ダウンライトの前面のカバーの表か裏に張り付けて使います。
スコッチカル ディフューザーフィルムお試し用
このディフューザーフィルムはA4サイズの大きさで乳半色と乳白色が2枚ずつ入っています。
乳半色と乳白色の違いはフィルムを通して物を見た時、物が透けるか透けないかですが、好みの明るさは人それぞれなので、両方入っているとお試しができてお得感があります。
乳半色 | フィルムから物が透けてみる |
乳白色 | 白く、フィルムから物が透けて見えない |
LightDims ホワイトダイム調光/ソフトニングシート
LightDimsはシールのように剥がして張るだけのタイプです。
耐熱温度が96℃までで、スコッチカルの製品よりやや耐熱性があります。(スコッチカルは80℃まで)
シートは大きさや色味の種類があるのでAmazonで目的のものを探してみてください。
和紙を貼ってみる
本来、和紙は障子に貼るものという意識が高いですが、昔から提灯や室内の照明でも外装として和紙が使われています。
和紙の特徴
- 通気性がある
- 透光性がある
- 素材と相性が良い
和紙は、柔らかい繊維が絡み合い薄いシートになっただけなのですき間があります。
そのため通気性がなく、熱がこもりにくいです。
すき間があるから透光性もあります。
小さなすき間があるおかげで、そのすき間から光が漏れ、とても柔らかい光になります。
手作り照明としても使われる材料です。
また、和紙は植物からできているため、自然素材との相性が良いです。
混ぜる素材によっては、火に強い素材になったりします。
紙の発火点は450℃と言われているので、ダウンライトの電球や根元の機器に紙が触れない限り燃えると言った心配はいらないと思います。
しかし、使う状況や照射時間によっても発火点は違ってくるので、直接貼るよりも、離して張った方が良いようです。
和紙にも色んな種類があるので、なるべく光を遮らない薄いものを選ぶか、半紙なども検討してみても良いかもしれません。
DIYで目隠し
ダウンライトそのものを覆うのが心配なら、DIYでカバーを作ってみても良いかもしれません。
故障の原因や短寿命にならないように、それぞれ、取り付けるダウンライトの仕様を確認して取り付けてください。
ダウンライトは目に入りやすいから眩しい
ダウンライトは特定の方向に光を発する性質があるので、白熱電球よりも光が目に入りやすいです。
眩しくて目がくらみそうな物の見えにくさのことを「グレア」っといいますが、ダウンライトは光の性質からグレアを感じやすい構造になっています。
だから、一般的なシーリングライトのワット数よりも光を感じやすいです。
しかも、上を向くと更に眩しいと感じることもあると思います。
赤ちゃんがいる家庭では、赤ちゃんの目に悪いですね。
もう、解決策を講じても我慢できなくなったら、調光できるダウンライトに変更したり、スマホやアレクサに対応したハイテクなものを検討してみてもよいかもしれません。