階段を安全に昇り降りするために必要なものは手すりです。
小さな子供やおじいちゃんおばあちゃんがいるご家庭、また自分自身が歳をとっていくことを考えると安全性のためにも必ず手すりが必要になります。
2000年の建築基準法の改正により高さ1mを超える階段には手すりの設置が義務づけられました。
しかし、2000年以前に建てられた建物は手すりのついていない階段もあるので、中古住宅を選ぶ際には手すりの有無に関しても注意してみてください。
中古住宅に手すりがない。DIYできるが、問題もある
もし、気に入った中古住宅の階段に手すりがなかったら、DIYでも取り付け可能です。
しかし、手すりは強度を保つため、下地のある場所にきちんと取り付けなければなりません。
下地を探すのは職人でも難しいので、しっかりと取り付けたい場合、専門の業者にお任せする方が安心です。
手すりをつけなかった失敗談の紹介
体験談その1
子供2人、私達夫婦、妻の母と一緒に暮らす為、家を建てたのですが母の部屋は2階にしたので、のちに失敗と不満が出てきました。
建てた当時は若かったので階段に手すりなど考えてもいませんでした。
母が年々老いて来ると、階段を登り降りするたびに「よっこいしょ」と掛け声をかけるのを見て、手すりが無いと危ないです。
階段を昇り降りするためにつかまってのぼることは歳をとってくると必要だと日に日に思うようになりました。
後付け工事は職人でも難しい
大工さんに手すりの工事を頼んだのですが、後付けなので壁が石膏ボードの為、強度が無く力を入れるとガタガタになってしまいました。
結局、壁に板を貼り壁紙を張り替え得て付け直すことに。
手すりを後付けする場合、リフォームに費用がかかる可能性があるのでご注意ください。
体験談その2
階段の幅が狭いため、手すりがとりつけにくいです。
手すりを取り付けると階段がより狭くなり、大きい家具を二階に上げる場合、壁に擦れて壁紙がめくれ上がるキズがつきます。
明るい色で、子供部屋風にする予定だったのでこういうあまり段差のないものにしたのですが全体的に、二階の部屋は洋風にするために白い壁を基調にした作りになっています。
白いと汚れが数年で目立ってくるため、定期的に壁紙を張り替えたりしています。