
地鎮祭をするとき、神様への貢ぎ物として、お供え物を用意します。
お供え物を用意する人は施主(家を建てる人)だったり、工務店などの工事担当者だったり、あるいは神社で用意してくれることも。
その地域の神社によって違います。
盛り付けする祭壇は神社で用意してもらいますが、そうでないこともあります。
工事をする工務店側が手配してくれたりもしますが、自分で用意しなければならなくなった場合、地鎮祭屋でレンタルできます。
各地で用意するものやお供え物は神社によって違うので、よく打ち合わせしてくだい。


地鎮祭で用意するお供え物
地鎮祭で用意するお供え物は具体的に数や量が決まっています。
神社に言われた通りの物を用意するようにしてください。
(お米の場合は約150g)
1升=1.8リットル
お酒(奉献酒)
お酒屋さんに「地鎮祭用」として蝶結びの熨斗をつけてもらってください。

用意する量は神社によって違います。
神社と打ち合わせをするときに言われた量を用意してください。
日本酒には縁起の良い銘柄があるので、おめでたい地鎮祭にシックリきます。
(白鶴・松竹梅・福寿など)
お酒は神様への贈り物です。
かつてはお酒を一升の角樽に入れてもっていく、贈るのが普通でした。
現代では日本酒の瓶を2本の紐でくくると、その角樽にシルエットが似ているということで一般的になっています。
塩

塩は敷地を清めるために使用します。

あらかじめ量を測って、ビニール袋か、タッパーなどにつめて持っていってくだい。
塩は平瓦(ひらか)という器に移し替えられてお供えされます。
お供えした塩は地鎮祭の時に敷地にまくもの、家が建ったときにまくものを渡されます。
家が建ったときに水が流れる場所にまくと良いそうです。

お水
あらかじめ量を計ってもっていきます。
地鎮祭当日の朝一番、最初の水道から出る水をとることを神社からおすすされました。

神様にお水をお供えするための容器に移し替えられるため、ペットボトルにつめて持参しました。
お米

お米は、神様に作り方を教えてもらったものとされていて、神聖な食べ物です。
そのため、感謝の意味を込めてお供えします。
かつては洗米するのが一般的でしたが、現代では洗わないことの方が多いようです。
お米を洗う場合は、前日に洗って、水切りをして感想させたものを用意しておきます。

用意する量は神社によって違うので、確認してくだいさい。
お米は地鎮祭の時に平瓦(ひらか)というお皿でお供えされます。
地鎮祭の時に敷地の四隅にまくものと、家が建った時に巻くものをもらいます。
そのお米は家が建った時に、敷地にまくと良いそうです。
重ね餅
鏡餅を2段に重ねたものを用意します。
和菓子屋や米屋に行けば、地鎮祭用のお餅をついてもえます。
お餅はついて乾燥するまでに時間がかかるので、地鎮祭の3日前までには予約が必要です。
近くにお店がない場合は、インターネットでも取り扱っています。
用意する量は1升が一般的。
お値段は3500円ほどかかりました。
海の幸
“めでたい”にかけて「鯛」が代表的です。
しかし、尾頭付きであれば、魚の種類は問われません。
手を加えずに、そのままの状態が良いです。
焼いたり、煮たりせず、生の魚を持っていきましょう。

何も手を加えてない鯛を用意することが望ましいです。
スーパーで地鎮祭用の鯛を頼むと3000円くらいする立派な鯛をすすめられましたが、大きすぎても痛むし、食べきれないので、小さいので良いと言われました。
スーパーで1匹1000円ぐらいのもので十分みたいでした。
乾物
乾物3種類を用意します。
昆布、剣先イカ、シイタケ、わかめなどを用意すると良いです。
葉物野菜
小松菜、レタス、ブロッコリーなどの葉物野菜を3種類用意します。
根菜
土の中になる野菜を3種類用意します。
人参、大根、サツマイモなどです。
ツルになる野菜
トマト、キュウリ、ナスなどの3種類を用意します。
果物
もも、バナナ、りんごなどの3種類を用意します。

地鎮祭後のお供え物の行方
地鎮祭でお供えしたものは清められた神聖な物であるため、全ていただきましょう。
神社によって、神主さんが持って帰ったりもしますが、お供え物を用意した人がいただくのが一般的です。

焼き魚にすると家が火事になると言われていますが、神社によると調理方法は気にする事はないそうです。
地鎮祭のお供え物の数は基本、奇数を用意します。
偶数は割り切れるため、「死者と縁を切ることができる」と解釈されます。
このため、偶数は縁起が悪いとされています。(諸説あり)
結婚式のご祝儀などで、奇数万円を包むとよいとされているのも同様の理由です。
地鎮祭のお供え物は自分で全て食べなくてはならなくなるため、多すぎても処理に困り、少なくては祭壇が寂しいことになります。

お餅が高かったなぁ~。
お供え物をしっかり準備して、地鎮祭にのぞんでくださいね。