
建売住宅は注文住宅よりもコストが抑えられるのが最大のメリットですが、建売住宅を選ぶ理由はコストだけはないようです。
マイホームを購入する人のライフスタイル。
家を買う時に譲れない条件などによっても建売住宅を買うか、注文住宅を買うかが決まってきます。
建売住宅を選んだ理由
家を建てるなら注文住宅!
っといいますが、ライフスタイルにより、注文住宅を買うか、建売住宅を買うかかわってくるものだと思います。
注文住宅の場合、土地から購入して家を建てようと、思うわぬ出費がかさむ場合があります。
土地の地盤調査の結果によっては、予定していない「地盤改良」の100~300万円程度の出費がかさんでしまうので気をつけてください。
建築基準法によって定められています。
建物を建てた時、その土地が建物の重さに耐えれるかどうかを調べます。(沈んだり、倒れたりしないか。)
土地が建て物を支えられない場合は、「地盤改良」を行う必要があり、どのような改良措置が必要かを調べます。
職業建築業×DIY好き
建売住宅を購入する時に気になるのが家の構造である中身です。
材料や、構造に不備はないか、適したもので作られているかをチェックしました。
きれいで新築だから地震で倒壊しないとも言い切れない時代になってきていますから、震災に耐えうる物件を選びました。
デザイン
外観はこだわりすぎずシンプルにツートンくらいが妥当かなと思います。
DIYが好きだと庭を造りたいと思う人も多くいます。
でも、頑張りすぎるとごちゃごちゃ失敗してしまう方も多いらしいです。
シンプルな外壁は庭のデザインを選ばないので、お家をより引き立たせてくれます。
内装も、昔の材質は暗い色が多かったイメージがありますが、今の材料はかなり明るい材質が主流になりました。
私の家も白を基調にしている内装で、壁も床も白ベースです。
白は、膨張色なので、明るく広く感じます。
物が多くなってしまう方も色だけで少しすっきり感じさせることもできてしまうかもしれませんね。
棚をDIYする時は、ナチュラルカラーの飾り棚やボードを壁に直接打ち付けると部屋のアクセントになります。
動線
私は、小部屋がたくさんある部屋よりもパーテンションで簡単に仕切れる細長い間取りのある建物を選びました。
家事の動線や荷物置場、ドアの数、使える場所を増やすためには小部屋は逆にデメリットではないかと思っています。
今時の家はワンルームの家が流行っていたりするので、仕切りや壁が少ない方が部屋が広く使えます。
注文住宅は照明を1つ決めるだけでも時間がかかり、コストもかさみ最終的な価格が不透明な部分があります。
一方、建売住宅は価格から始め間取りや設備があらかじめ決まっているため、予算の目安がつけやすいです。
間取りに関しては自分たちの要望にかなった間取りでないこともありますが、そんな時はインターネットで検索すればアイデアやグッズ情報を探せばなんとかなります。
建売住宅は決して安かろう悪かろうというものではない
注文住宅は土地探しから始まり、「自由」に設計できます。
マイホームは安い買い物ではないため、より慎重に後悔のないように建てようと思いますが、問題はコストがかさみます。
設備内容や照明の配置、デザインなど決めることが多くて、見落としていたり、考えていなかった、予想していなかったこと、住んでみて気づくことも多々あります。
あえて選んだ設備やデザインに後悔することも・・・。
一方、建売住宅は一般的な間取り、一般的な設備、一般的な作りになっています。
住む人によって、建売住宅の仕様が合う合わないかはありますが、一般的に住みやすい、使いやすい仕様になっていることがほとんどです。
建売住宅は“一般的”が売りです。
建売住宅は建っている物件を購入するため、実際に住むイメージが付きやすいのもメリットです。
場合によっては建っている物件を購入するだけはなく、買ってから建てるような自由設計の建売住宅や内装や外装のデザインも選べる建売住宅は多く存在していますよ。
建売住宅で気になるのはそのお家の品質ではないでしょうか?
建売住宅の真実
- スピード重視で住宅の質が悪い住宅が多い
- 設備内容に差がある
- 施工会社によっても品質に差がある
これが現実です。
建売住宅は効率よく建てることができるように、間取りや設備があらかじめ決められています。
これはスピード重視で、大量生産できる仕様にすると人件費や設計費を浮かせるためにやっていることです。
これが注文住宅と違い価格もリーズナブルで販売されているのが建売住宅が安いことの所以ですがスピード重視の建売住宅は、残念ながら住宅の質がそれなりのものが多いということも事実なのです。
建売住宅はあらかじめ工期が決まっているため、品質をこだわることができずに、どんどん建てられます。
これの何が問題なのかというとそれは天候です。
ずっと晴れていれば問題なのですが、雨が降らない期間に家を建てることはまず不可能。
家は多くの木材が使われているため、湿気が大敵です。
雨の日に作業をすると絶対に濡らしてはいけない部分(床や断熱材)が雨に濡れてしまう事もあります。
しかし、建売住宅は工期が決められているため、天候を気にせず、建てられてしまいます。
一定の基準をクリアしていればどんどん建てられるため、品質にはそれほどこだわっていない建売住宅が多いのが現実です。
住み始めはきれいでも住んでいるうちに色々と不具合が出る可能性もあります。
品質の良い建売住宅を見つけるには
しかし、建売住宅だからといって全て住宅の質が悪いというわけではありません。
建売住宅を購入する時に多くの場合、不動産屋と物件を見て回ると思いますが、不動産屋から多くの情報を聞き出すことが重要です。
家の仕様書を見せられても素人にはなんのこっちゃって話になりますよね。
家を建てると言うのは職人の腕にもかかっていますが、未熟な人よりは経験がある人の方が良い家を建てられるに決まっています。
それと同じで、職人一人一人の経歴が分からなくてもどんな会社が建てているのか、他にはどんな物件を手掛けたのかが分かればその物件を足で見に行ってみてください。
どのような会社が建てているのかを調べて判断材料にしてください。
家の仕様が分からなくても、肌で感じることがあると思います。
一般的に木造の家は夏は暑く、冬は寒いっと言われていますが、窓ガラスを二重にしたり、断熱材をきちんと施したりすることで、快適に過ごすことができます。
断熱材に何を使っているのか、設備内容は何が備わって何がないのか。(浴室乾燥機がなかったりします。)
建売住宅によくあるのは設備のグレードがダウンしていることもあります。
いくつも建売住宅を見て回ると、グレードの高いものを使っている建売住宅とそうでない建売住宅があるので、しっかり、費用をかけて家を建ててるかを確認してください。
まだ建てられていない建売住宅でも引渡し前の建売住宅に少しだけ入らせてもらうことができれば肌で感じることも多くあると思うので、その時は不動産屋に相談してみてくださいね。