
戸建てに引っ越す前からベランダ(バルコニー)に屋根がついていないことが分かっていた我が家。
建売の戸建てなんかは固定資産税の関係もあって、戸建てのバルコニーに屋根がついていないことが多いです。
もし、1か所でもバルコニーに屋根がついていない場合、絶対につけた方が良いので、つけることをおすすめします。
家づくりの取り組み
バルコニーに屋根が必要な5つの理由
私も最初はバルコニーに屋根なんか必要ない派だったのですが、長く住むのであれば、長い目でみてバルコニー屋根をつけるべきです。
バルコニー屋根は1つつけるにも安いものでも6万~ですので、サイズや機能面を考えると1つつけるだけで10万円以上かかる場合もあります。
我が家には、室内干し用の「おりひめ」もあり、浴室乾燥機もあるので、雨が降っている日でも大丈夫!
そう思っていたのですが、新築に引っ越してからというもの、梅雨より雨が多い。
2月に引っ越したので、雨はあんまり心配してなくて、バルコニーに屋根をつける以外にもやることがたくさんあるし・・・。
っと後回しにしていたら突然の豪雨で洗濯物が全滅する日もありました。
天気予報は当てになりません。
屋根のありがたみを再認識したしだいでございます。
1バルコニーや手すりなどの建物の劣化速度を緩める
バルコニーの下に部屋がある場合、絶対にバルコニー屋根をつけた方がいいです。
ベランダ・バルコニーの床面は、下地の上に「防水層」を作り、その表面に「トップコート」を塗ることで構成されています。
fa-check防水層とトップコートって?
防水層FRPの被覆防水層を形成する「FRP防水」、液体ウレタンの塗膜で防水層を作る「ウレタン防水」が主流です。また合成ゴムや塩化ビニール樹脂で作られた「防水シート」を貼る工法もあります。耐用年数は10年から15年。
トップコート防水層を紫外線から守る役割があり、主に「ポリエステル系」と「ウレタン系」の2種類があります。主にグレーの塗料で塗られていますが、他にも色はあります。5年に一度は塗り替えが必要です。
「防水層」は熱や紫外線の影響で劣化しやすくなるので、その保護に「トップコート」を塗るという事です。
トップコートが劣化してくると防水層が熱や紫外線の影響を受けやすくなるため、劣化しやすくなります。
見た目や遮熱効果もあるのでトップコート経過年数に関わらず、こまめに塗り替えることが必要です。
バルコニー屋根をつけると紫外線や日差しを遮ることができます。
バルコニーの防水を怠っていると雨漏りの原因になるので、やっぱり屋根は必要です。
バルコニー屋根には光を通して、紫外線を通さないポリカーボネート(バルコニー屋根の素材)があるので、部屋の暗さを心配する必要はあまりありません。
2雨をよけるために
バルコニーに屋根がないと雨が降ったとき、直接雨が部屋の中に入り込んでしまします。
最近のお天気はゲリラ豪雨もよくあることなので、バルコニーに洗濯を干すのなら屋根は必須です。
それに、窓ガラスやサッシに雨があたると汚れますし、風で飛んできたゴミもバルコニーに入りやすいでです。
洗濯物を干すのもいちいち天気を気にしなくてはならないのはなかなか不便です。
3洗濯を干す場所の増設
バルコニーに屋根がない家の物干しは壁にくっついていると思いますが、バルコニー屋根をつけると上からも洗濯物が干せます。
壁面に物干しがついている場合、下に干さななくてはならないため、洗濯物がバルコニーの壁に遮られて風が入りにくいです。
夏場は気にしなくて良いですが、冬場になると生乾きになる可能性が高いです。
バルコニー屋根を設置する場合、物干しはオプションです。
物干しは後づけすることは可能ですが、私は3か所すべてつけました。
1か所8000円で、3か所なんていらないかな?っとも思ったのですが、つけてみるとなかなか便利。
洗濯物を干して布団も干して、シーツも洗濯できる。
やりたかったことが1日でできます。
4室内に入ってくる紫外線を防ぐ
バルコニー屋根をつけると真夏の日差しを防ぎ、エアコンの効きを良くしてくれるので光熱費の削減になります。
これはエアコンの室外機が直射日光にあたるとエアコンの電力効率が低下してしまうからです。
エアコンの室外機のカバーをつければ直射日光は防げます。
しかし、雨はどうでしょうか。
エアコンの室外機は防水処理はしていますが、雨や風にさらされると寿命が短くなります。
雨に当たって室外機の汚れが落ちやすくなるのは良いのですが、野ざらしだと長持ちしなくなります。
また、直射日光や紫外線を軽減するので畳やフローリングの保護にもつながります。
5鳥のフンなどから洗濯物を守る
バルコニー屋根を取付けると鳥のフンなど、上から降ってくる汚れから洗濯物を守ってくれます。
鳥のフンって結構迷惑ですよね。
鳥のフンは不衛生ですし。
バルコニーにフンが落ちると掃除するのも大変ですし。
洗濯したのに、また洗濯・・・というストレスもなくなります。
バルコニー屋根をつけるべき人
- 家を雨風から守りたい
- 洗濯物を雨を気にせず干したい
- 洗濯物の干すスペースが少ない
- バルコニーの掃除を簡単に済ませたい
- 冷暖房費を節約したい
- 部屋に入っている紫外線をカットしたい
お金はかかりますがメリットがたくさんあります。
後は予算との関係ですが・・・。
バルコニーがボロくなってくると家の見ためにも関わってきます。
とくに手すり部分は劣化しやすく、汚れがつきやすい部分でもあるのでしっかりと対策が必要です。
どうせ住むなら、きれいな方が良いですものね。
あなたにとって良いご決断ができれば幸いです。